角川文庫 わが家は祇園の拝み屋さん６ 花の知らせと小鈴の落雁

著者名：望月麻衣【著者】

KADOKAWA（2017/09発売）

• ISBN：9784041053959

内容説明

二度目の春、京都では不穏な事件が続発するようになり、澪人は小春や朔也たちと対策チームを結成する。そんな中、小春は前世の切ない後悔を知り、涙していた。そこに澪人の兄・和人が急接近してきて――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

誕生日を澪人達に祝って貰い幸せを噛み締める小春だが、微睡の中で前世の斎院・玉椿姫としての生涯の記憶を鮮明に思い出す事に。一方、澪人は千年以上京都を守護してきた安倍晴明の結界に綻びが生じている事を看破し、小春・愛衣・朔也・由里子と結界修復チームを結成するが…。神に仕える神子の立場に執着し自分を愛してくれた左近衛大将への恋心に気付かぬまま彼を一人逝かせてしまった己の愚かさに袖を濡らす前世の自分の後悔に心焦がされる小春と、前世の左近衛大将としての記憶が小春への恋の足枷になっていた澪人の恋の行方が非常に楽しみです

2018/07/29

[ゆみきーにゃ]

シリーズ六作目。チーム澪人結成！三善くん本当変わってきたね。和人と小春の展開にビックリ。先が気になって気になって読む手が止まらない。

2020/07/03

[papako]

不穏な空気が流れ出したかしら？チーム澪人が結成され、小春も澪人も過去に自分の気持ちに向き合おうとする。さてさてラストは気になる終わり方。どうなる？手元は後一冊。はまるか？

2020/11/28

[はつばあば]

面白いですねぇ陰陽師の世界も政治家の世界も、上部が腐ることで世の中が乱れるのはいつの時代も同じ。かのトランプさんもイラクに戦争の種を蒔いたかも(^^;。同じ安倍でも安倍晴明とはえらい違いですが、京都では不穏な事件が続発中。本の中だからのんきな感想を書いているが・・。人とは同じ過ちを毎度毎度繰り返しては後悔しているのに　戦争から離れられん。地球が怒りに震えているというのに・・

2020/01/05

[ままこ]

若宮くんが取った行動で氷の国の住人みたいな顔をした澪人（笑）ヤキモキと微笑ましいが入り乱れた感じ。小春の誕生日は素敵な1日になったようだ。朔也がバイクに乗りながら拗らせた15才の思春期の曲を次の日ラジオで曲が流れてこの偶然におおっ！となった。結界が崩れかけている不穏さと初々しい恋の行方両方気になる。

2024/10/04