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内容説明
車いすバスケの選手・戸川は、仲間を殴りチームを辞めていた。そんな戸川だったが野宮と会って「あいつがドカドカ殻を割る。今ならタイガースの連中とも、うまくできる」と一大決心。仲間に謝罪し、チームに戻ってきた。しかし実戦から遠ざかっていたのもあり、チームの足を引っ張り、負けるはずのない相手に負けてしまう。それでも「他に行くところはねえ」と前を向いていた。同じ時期、入院中の高橋は医者から「もう歩くことができない」と告知されたが、とてもじゃないが現実を受け入れることができないでいた。 【デジタル版では紙版未収録のカラーイラストを特別収録】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
64
それぞれのリアル。戸川のワンマンプレイと中学時代のスプリンター。親からピアノを強要されていたが、本当にやりたいことは走ること。それなのに骨肉腫となり、走ることができなくなった。遂にやりたいことが見つかった矢先に、青空の下、絶望を知る。高橋は足を動かすことはできず、バスケをすることができなくなる。歩けなくなると医師に告げられ、病室から見る景色に涙しかない。野宮はバスケに一生懸命に取り組んでいたが、最後はバスケの試合に出ることもなく、外から最後の試合を見て、泣く。三者三様の絶望が心を打つ。2019/02/12
wata
37
「感覚のない脚だけが俺のリアル」って辛すぎる(T_T)清春君の過去もやっと本当にやりたい事ができるようになったと思ったら骨肉腫だなんて…。2015/01/27
Die-Go
32
高橋久信は、下半身不随と言う現実を突きつけられる。野宮は高校三年間のバスケ人生が思いもよらぬ形で潰えたことに涙する。戸川清春も自分の弱さを見つめ直し、問題を起こして辞めた前所属チームに頭を下げる。そして、清春が車椅子バスケをする前にかけていたものとは。★★★★☆2022/04/26
くりり
28
戸川の過去、やっぱヒーローを目指すのが男ってもんスよ(^^)/2014/02/23
紫 綺
27
なったものにしか解らない、筈なのにリアルだ。2011/04/10