内容説明
雨の多い本所深川。雨止めの伝え歌「十匹の仔狐」をうたう、十人組の歌組“本所深川いろは娘が町で大流行している。その最中、一番人気の小桃が行方不明になり、大川で死体となって見つかった。小桃の代役として古道具屋の娘・お琴が指名され、心配した安佐衛門は手代でオサキモチの周吉を付き添わせることに。しかし、他のメンバーが歌詞の通りに次々と謎の死を遂げ……。江戸を舞台に周吉とオサキが活躍する大人気シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
65
マザーグースとAKB48とももクロと「そして誰もいなくなった」をごちゃっと混ぜて江戸に投入したような話しでした。このシリーズはもっとおちゃらけた軽い物語かと思ったら、ガンガン人が死んでいくわ どんどん状況が重たくなっていくわ。。寄る辺なく自分で運命を切り開く道も閉ざされた娘たちが哀れです/ _ ;2016/08/08
風里
44
どんどん人が死に、謎は謎のまま終わった。 ネタ切れだったのかとちょっと残念。 お琴が歌わない理由は最初からわかったので引っ張るほどでもなかったかも。2013/03/20
nyanco
43
う~~ん、いろは娘ってAKBじゃない。AKBの総選挙に「そして誰もいなくなった」を掛けたのね。アイディアだけなら、いいんだけど、それだけで一冊書かれてもね~いろは娘達のお琴への執念のベクトルが間違っているのが何とも腑に落ちない。捨て子だった彼女達からすると、何不自由ないお店のお嬢さんに見えたんだろうけど、だからって…オサキと周吉の出番も殆ど無いし。言われるがままに量産しないで、じっくりと一冊に取り組めるように宝島社さんも育ててあげて欲しいです。2012/06/20
ひかつば@呑ん読会堪能中
28
本年の2冊目。オサキのシリーズ第4弾は、これまでのテイストとは随分と違って、いわゆる見立て殺人で淡々と娘が死んでゆく。犠牲になるかもしれないお琴を周吉が守る、という設定だと思うのだが、大勢の娘が亡くなる描写とその説明で終わってしまい、オサキ・周吉が中途半端な存在となってしまった。クリスティのパロディとしてオサキシリーズとは別の設定にした方が変な期待はしないのでもう少し面白かったかもしれない。2013/01/04
Norico
26
マザーグースっぽく、わらべ歌の歌詞通りに人が死んでいく。しかし、死ぬペースが早くて、人となりもあまり分からないまま死んでいくので、感情移入はできない…。本所深川いろは娘がお琴ちゃんを敵視する理由もちょっと弱いような。そして、ハッピーエンドなんだろうけど、いろは娘たちが悲しすぎて、なんだかモヤモヤでした2014/11/03
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