P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 別れる理由2

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P+D BOOKS
P+D BOOKS 別れる理由2

  • 著者名:小島信夫【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥500(本体¥455)
  • 小学館(2019/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093523738

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内容説明

現在と過去が交錯して浮かびあがる「姦通」。

文芸誌「群像」に連載された著者の“執念の大作”第2巻。
前田永造の妻・京子が前夫・伊丹との間に設けた長男・康彦は、母のいない寂しさから家出を繰り返す。
康彦の学校へと出向いた永造は、どこか馴れ馴れしい担任の女教師に名前を「作家・前田永造」と呼び捨てにされ不快ながらも性生活について論じたりもする。
そこから一転、先妻・陽子が存命の頃、後に京子の友人として再会する幼なじみ・会沢恵子との不倫の過去へと物語は移行していく。現在と過去が交錯しながら織りなされるように展開していく「姦通」をテーマにした異色の愛憎世界!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でろり~ん

1
話の横滑りは相変わらずでしたが、移り変わっていく話の単位が随分大きくなってきて、小説の中身としては幾分か、見えてきそうな気配の巻でした。が、まだまだ続く。既に起きてしまっているある種の事件を仄めかしていてはあるようですが、作者の意図は、やっぱり想定できないですね。登場人物たち全員が複数回の結婚を経験していて、死別であれ生き別れであれ、男と女という関係だけだけではなく、親子という関係性についても、意に染まない別れがありますからね、妄想と記憶と現実と、仄めかしはまだまだ続くんでしょうねえ。理由とか、ないよ~。2019/12/31

アレカヤシ

1
小説内の現在時間は、第二巻末になっても、永造と京子と絹子の場面のままみたい。時間はいくらも進んでいない。それ以外のはなしはみんな、永造の思念、回想、推論みたい。 現実の生活は耐えられないけど、小説ならおもしろく思える。自分には、現実はスピードが早すぎて、対応できないし理解できない。でも、本だと、もとに戻ったり、一旦とまってゆっくり反芻できる。だからといって、完全に理解できるわけではないし、間違った解釈をしたりする。   わざと読み辛く書いているようなのは何故なんだろう。読者を何度も立ち止まらせる為?2019/12/15

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