P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 別れる理由6

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P+D BOOKS
P+D BOOKS 別れる理由6

  • 著者名:小島信夫【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥500(本体¥455)
  • 小学館(2019/12発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093523806

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内容説明

実在の小説家たちを巻き込んだ混沌の結末。

前巻で、主人公・前田永造と『別れる理由』の作者が電話で延々と語り合うシーンが描かれたかと思えば、場面は急に作者が出席したパーティ会場に移る。そこには永造のほか、藤枝静男、柄谷行人、大庭みな子といった実在する小説家、評論家たちがおり、愛と性、文学、哲学などについてのとりとめもない会話が展開される。

挙げ句、連載されていた雑誌「群像」の編集長が作者に話を早く進めるよう促すなか、「『月山』の作者」という人物(森敦)が登場し、物語はいよいよクライマックスへ――。

第38回日本芸術院賞、第35回野間文芸賞を受賞した小島信夫“執念の大作”最終刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岸田解

1
4月28日に第1巻を読み始め、合間に他の本も挟みつつ、丁度六週間で最終巻まで読み通すことが出来た。しかし、今はまだ、何か纏まった形で感想のようなものを書ける状態ではないようだ。あまりにも、嗚呼あまりにも……。/同時期に連載されていた『私の作家遍歴』もいつか読みたいところだけれど、暫くは『別れる理由』について思いを巡らせていたい。2021/06/09

アレカヤシ

0
とてもおもしろかったけど、よくわからなかった。自分はすぐ、わかろう、解釈しよう、として読んでしまうけれど、いつも読み違えてばかりで何にもわからないまんまだ。ただ文章をゆっくり味わうだけ、という読み方が出来ればいいのになあ。  もう少し著者の本を読んでみたい。 (・・・さめてみればすべて一場の夢であっても息苦しい夢を見るときは見ねばならず、さめてみれば、つまり、死んでみれば一場の夢であっても、煩悩はなくてはかなわず・・・)P662020/01/15

でろり~ん

0
ん~。読み終わってしまいました。(ゲゲゲの再放送も終わっちゃったし)喪失感、に近いような感覚に囚われる感想でした。この著者のファンは少ないのかもしれませんが、こんな内容でここまで長大でありながら、読ませる文体、ヴォイスは凄いなあと、改めて感じました。犬も食わないと言う夫婦関係、その性生活。世界には男と女しか居ないってことなんでしょうね。森敦と著者とは、ザッパとビーフハートの関係みたいなもんなんでしょうかね。当人同士は極上と思ってるらしいけれども、周りからするとその関係性がちっとも理解できない、みたいなね。2020/01/11

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