集英社オレンジ文庫<br> 威風堂々惡女 2

個数:1
紙書籍版価格
¥671
  • 電子書籍
  • Reader

集英社オレンジ文庫
威風堂々惡女 2

  • ISBN:9784086802598

ファイル: /

内容説明

雪媛が貴妃として皇宮に入ってから半年、皇帝・碧成は体調を崩しがちになっていた。実は雪媛が碧成を殺そうと毒を盛っているのだが、碧成は飲むと一時的に体調が上向くことから雪媛が煎じる薬を飲み続け、神女としての名声は高まるばかり。一方、碧成の娘を産み、後宮を掌握していた寵姫・芙蓉の影響力は健在だった。芙蓉のもとには、雪媛を忌々しく思う者達が集まり…?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっか

86
うーん、悪女!かくも威風堂々たるや。どどどストライクな1巻から恐る恐る(笑)読み始めた2巻、雰囲気は違えど見事に面白かった!世界観にどっぷり入り込める不思議なほどの読みやすさ健在、ぎゅーっとなる切なさ健在。最後の最後にあーっそうなんだ!という読者への嬉しいサプライズあり(しかも探していたのがかの老人である彼。ニヤリ)。青嘉の生殺し感も見ものです!雪媛の壮大過ぎる野望と、今現在為さねばならぬ悪女ぶりのギャップが胸に来る。新たな仲間?も加わり、まだまだこの世界を楽しめそうな雰囲気にニヤニヤが止まらない。2019/07/31

あっか

76
シリーズ第2弾、次作が待ち切れなくて再読。笑 何回読んでも面白くて切なくて、きっと今後も何度も再読するシリーズになりそうな予感。今回も、事件はあれど最終的には見事に雪媛の思惑通りに事が収まる。爽快でもあり、さすが!とも思うけど、時にライトノベル枠か!?と驚くほど非道なやり方に複雑な気持ちになる。読者的には雪媛にも幸せになって欲しいのに、人に与えた分だけ自分にも罰を与えているような姿が切ない…もう、青嘉!雪媛!と何度思ったことか。そう言えば、永祥のことは分かったけど老人の正体には気付いてないのよね?2019/11/05

papako

71
前皇帝が死に、皇太子が即位した。そして雪媛が妃に。安皇后と皇女を産んだ芙蓉、後宮での争いにどんな決着が?陥れられる雪媛。もちろんただやられるわけがないですよね。記憶を失いただの玉瑛になった雪媛に物足りない青嘉、下僕体質になってますね。皇后と永祥の二人の結末の付け方、想定してたけど、はらはらした。ラストの簪が今後どう影響するのか。楽しみです。2021/03/31

あさうみ

50
身もだえするわー!1巻に続き…!しかし、そこが良い。心は深く引かれ結びついているけど、決して踏み込むことはない。政治を掌握し未来を変えるために悪女になろうとも構わない。着実に皇帝へ迫り駒を進め、身辺を固めていく。彼女の周りに信頼できる人員が増えるのも喜ばしい。葉永祥のくだりも堪能した。義姉がダークホースにならねばいいのだが…続編待つ!2019/07/13

annzuhime

49
島外の図書館から取り寄せ。シリーズ2作目。1作だけでやめようかとも考えたけど、やっぱり気になったので読んでみた。人形皇后と言われる純霞。その皇后の座を得たい雪媛。純霞の過去から始まった今作。またしても理不尽なその過去に胸が痛い。誰もが自分の幸せを望んではいけない時代。画策する雪媛自身も、また陰謀に巻き込まれる。陰謀渦巻く後宮。悪女であり続けることを選んだ雪媛。青嘉との今後の関係もまたさらに気になってしまった。2021/01/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13892091
  • ご注意事項