集英社オレンジ文庫<br> 威風堂々惡女 9

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集英社オレンジ文庫
威風堂々惡女 9

  • ISBN:9784086804387

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内容説明

北方の遊牧民クルムの左賢王・シディヴァが支配する地で穏やかな時を過ごす雪媛と青嘉。だが雪媛の知っている歴史でのシディヴァの死期が近付いていた。正確な死因はわからないために雪媛が警戒する中、シディヴァが父王に謁見するためクルムの都アルスランを訪れることになり雪媛も同行。都に着くと歓迎の宴が開かれるが、シディヴァに出された食事には毒が入れられていた。そして雪媛が瑞燕国の神女であることまでが露見してしまう。一方、瑞燕国では行方不明の雪媛を案じる配下たちが、それぞれに動き出していた……。つかの間の安息から風雲急を告げる第9巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっか

56
大好きシリーズ最新巻!最高…こういう展開が読めるの待ってた…きちんと決める青嘉、超良き…♡…と噛み締めながら読んでました。…序盤は。笑 カガンの城、芳明、天祐、志宝…どこもかしこもキナ臭くなってきた!親子はすれ違うけど、天祐が希望の光になりそうな予感…!?バラバラになった雪媛の仲間の分からない行く末含め、めちゃくちゃ気になるところで続きます。でも、雪媛が悪女本領発揮しそうな予感もあって、今回もまた次巻が楽しみ過ぎます。2022/03/19

らび

34
束の間の平穏は長く続かない。陰謀渦巻く世界からどうあっても逃れられない雪媛、その手をつかみ損ねる青嘉。雪媛派はバラバラになっても信じて行方を追う。いくつもの出来事が散らばっている、いまだかみ合うことは難しいですが1つのきっかけがあればあっという間にガッチリハマりそうな予感がします。芳明の無事が分かって良かった、でも天祐・・持ち前の強運と明晰な頭脳で上手く回避して欲しい。2022/04/23

mariann

32
今読んでる後宮ものでは間違いなく目を離せない作品の一つ。今回も手に汗握る展開が次から次へと。せっかく穏やかに過ごせていた雪媛と青嘉の日々はもう戻らない。世の中は陰謀に満ちすぎている。うわぁ!となったところでこちらの話は置いてけぼりで瑞燕国へと話は舞い戻った。智鴻への鉄槌はまだか。そして巡りあってはならない者が顔を合わせる時、事態はどう動くのか。そして集英社さま、登場人物紹介は毎回欲しいです…2022/06/09

えみちゃん

30
お気に入りのシリーズ最新刊です♪さてっ、北方の遊牧民の支配する地で懐かしいヒトと思わぬ再会を果たした雪媛と青嘉は左賢王シディヴァの保護を受け穏やかな時を過ごしていた。このままこの穏やかな時が続けばいいのに・・と思っていたのにやはりこういう時間は長くは続かないんですねぇ~。数年に一度開催される会議に出席するシディヴァに誘われクルムの都へと旅立つ雪媛と青嘉。シディヴァ暗殺を阻止するつもりで付き添ったのに、雪媛にも魔の手が迫る!まさか、あのヒトがここにいるとは・・。復讐心に燃えて手のうちにしたものの、たぶん2022/03/21

よっち

27
北方の遊牧民クルムの左賢王シディヴァが支配する地で、穏やかな時を過ごす雪媛と青嘉。そんな中、シディヴァが父王に謁見するため都アルスランを訪れることになり、雪媛も同行する第九弾。知っている歴史でのシディヴァの死期が近付くものの、正確な死因はわからないために警戒する雪媛。そんな彼女もまた不穏な状況に巻き込まれて、一方、瑞燕国でも行方不明の雪媛を案じる配下たちがそれぞれに動き出して、ようやく青嘉といい感じになってきたと思ったのになかなか上手く行かないですね…ここから状況がどうやって動くのか次の展開が読めません。2022/03/17

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