内容説明
新年度を迎えた北宇治高校吹奏楽部。二年生となった久美子は、一年生の指導係に任命される。低音パートに入ってきたのは、ユーフォニアム希望を含む4人。希望者がいたことにほっとする久美子だったが、低音の新入部員たちはひと筋縄ではいかないクセ者だらけだった。新しい体制となった北宇治吹部は、はたして無事コンクールを迎えることができるのか!? アニメも大人気の青春エンタメ小説、新章スタート!
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体とは一切関係ありません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
92
ついに2年目突入。新1年生もイイキャラですなぁ。今月末に劇場版公開、前にヤフトピでこのシリーズでユーフォやる人増えたって載った中で本作もイイです。2017/09/06
黒瀬
82
ついに始まった二年生編。久美子は面倒見のよさから一年生の指導係りに任命されるものの、肝心の一年生が一癖どころじゃないツワモノばかりで(笑)上級生と下級生がいる状態で板ばさみになる二年生ならではの苦悩。部活あるあるとでも言えばいいのか、武田先生は本当にこういった描写がお上手。2017/09/20
なっぱaaua
75
このシリーズ、アニメになる前から読んでいます。こちらで感想書くのは初めてかな。昔娘がブラバンやっていたので、それをきっかけに読んだ小説でした。私は音楽全く係わり無いのですが、高校の部活そのもの、どう向き合っていくかが実感できるシリーズで、とても続きを楽しみにしていました。久美子が2年になって、先輩、後輩とどう向き合うのかが問われるそんなお話になっています。実力的には久美子がオーデイションに落ちるわけはないのですが、それ以外の周囲の人間模様とどう向き合うか、その点を楽しみました。次巻も楽しみです。2017/09/23
南北
63
久美子は2年生になり、低音パートにも1年生が入ってきたが、なかなか扱いが難しい子たちがいて気疲れしてしまう。中でも久石奏は過去のトラウマもあり、演奏スキルの低い夏紀に対してしだいに不満を募らせていく。なかなか本音を見せようとしない奏もよかったが、オーディションで奏が手抜きをしていると見抜いた夏紀もよく人を見ているなと思う。さらに新山先生がオーボエのみぞれに音大受験を進めるなど波乱が続きそうな展開でこの後も楽しく読めそうた。2022/12/06
ぶんこ
60
久美子さんたちも進級して後輩を迎える立場となりました。吹奏楽部も一気に43人増えて、切磋琢磨。そんな中での一年生奏さんの迷走ぶりが歪んでいて、読んでいて辛くなりました。本当はいい子なのに、馬鹿にしたような態度をとってしまう奏さんに、久美子さんも夏紀さんも心が広い。大所帯の中での人間関係の難しさが感じられました。北宇治高校の吹奏楽部は先輩に恵まれているのが和む元でしょうか。面白かったです。2020/09/28