内容説明
「愛している。どうか別れてください」――名ばかりの夫ジェラルド・ムーアの突然の告白にとまどうヴィヴィアン。大怪盗バロンへ捧げた愛は永遠のもの。しかし謎めいた夫の過去を知るにつれ、二人の間には奇妙な友情が生まれてゆく。そんなある日ガーディアン・プリンセスの正体が暴露され、ヴィヴィアンは窮地に立たされることになり――。すれ違う二人の前に真実の愛は訪れるのか!? おまけまんが「恋の薔薇咲くエイルズベリ・ロマンス学園物語♪」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
punto
5
「ファントム」を本棚に戻そうとしたらこの本だけシリーズから離れておいてあったのでつい再読。なぜ分からないんだーと思いつつ、正体に気付かないのは、お約束。ロマンチック炸裂なお話ですが、小学校~高校生のころに読んだイギリス文学的な香りがすごくして(章タイトルとかコナン・ドイル風だと思うのと、ストーリーはちょっと「紅はこべ」風?)、作者様もきっと英文学マニアだわ、と嬉しくなります。2016/09/19
もみち
3
【図書館】ジェラルド・ムーアとヴィヴィアンが「友人」として急接近する感。読者としても、2人が仲良しの方がいいよ。バロンは久々の登場。仮面舞踏会の成功は本当によかった。そこで、仮面をつけたジェラルド・ムーアをバロンと勘違いして、熱烈なキスをするヴィヴィアン……(笑)次でおしまいだけど、ジェラルド・ムーアとヴィヴィアンとしてのいちゃいちゃが読みたいよ〜!2016/12/13
るる
1
ジェラルドが元公爵だったとは! そして、仮面舞踏会でヴィヴィアンはジェラルドをバロンだと思ってキス。 もう、バレるやん!2016/02/23
Stella
1
ヴィヴィアンとジェラルド(notバロン)の仲が進展する巻。次で完結。2008/11/06
香耶
0
既読