内容説明
副官(ヴァイト)は平和な世界でも大忙し――!?
問題解決のため、国境を越えて東奔西走!!
南国クウォールでの未曽有の大混乱が解決し、
隣国のクウォール、ロルムンド双方と友好的な関係を築きながら
平和な毎日が流れていくミラルディア。
その一番の功労者である魔王の副官ヴァイトは、
相変わらず忙しくしつつも、
妻アイリアとの間に生まれた娘フリーデが成長する姿を日々楽しみにしていた。
しかし、そんな幸せの中でも仕事は待ってくれない……!
クウォールでの国民と遊牧民の確執問題、謎多き風紋砂漠の調査など、
生きる伝説として各地に名を轟かす副官ヴァイトは
世界中を飛び回ってスピーディーに問題を解決していく。
すべては早く家へ帰って娘に会うために――!!
そんな偉大な両親の姿を見て育った娘のフリーデは、
母であるアイリア譲りの美貌と知性に加え、
父ヴァイト譲りの人狼の力と行動力をもった快活な少女に成長していく。
しかし、おてんば故にとんでもないトラブルに巻き込まれることもあって……!?
大幅加筆&書き下ろしストーリー「戦球都市ドニエスク秘話」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブラフ
12
「新時代」とは言いつつも、やはりまだまだヴァイトの存在は大きい。とは言え、前巻末で生まれたヴァイトとアイリアの愛娘フリーデを中心に話は進んでいく。フリーデと同年代に、竜人バルシェとシューレの息子シリン(紫鱗)、ユヒト大司教の娘ユヒテ、そしてその他の子達。次世代も確実に育っており、読者も親のような立場で嬉しく感じる。更に、ロルムンドへフリーデたちを視察団として送り出す次巻、またロルムンドで女王エレオラやアシュレイの子どもたちとどのような出会いをするのか楽しみ。やはり、漂月さんの描く世界がとても良い。2021/09/03
ふらこ
6
娘ちゃんかわいい。挿絵も可愛い。ヴァイトさんがいっぱい出てきて満足。ウォーロイの街作り秘話が読みごたえあった。次はエレノアさんに会いに行くんですね。新キャラ出るかなー?戦闘シーンとかも欲しいなあ。2019/06/18
阿悠
0
本筋ではないけど、幼児や子どもの描写がとってもリアル。流石、人生経験を積んでおられる作者さんだと何て言うのか、生き物としての体重が感じられる気がする。 最近の転生物で、転生者自身やその兄弟も含めて、リアルではありえない幼児の描写を多く見てたから余計に感じたのかもしれない。そうだよね。幼児ってワケわからん生き物だよね…。 そういう意味でも、このシリーズはキャラクターそれぞれに物語があって、生物としての重みがあって、ともすればどっかの異世界で本当に生きているんじゃないかと信じてしまえそうか重みがあるのが良い。2021/06/12
おかちゃん
0
子煩悩ですね。 次刊がどうなるのか楽しみです。2020/10/26
MasakariR
0
子供世代がみなかわいい2020/04/05