内容説明
帝位継承権争いで、ついに戦争勃発!?
北の帝国(ロルムンド)は大混乱!
俺(ヴァイト)たち魔王軍が北の帝国(ロルムンド)でエレオラによる帝位簒奪を後押ししている最中、ついに現皇帝が崩御。
それを皮切りに、それぞれの派閥が密かに動き始めていく。
順当にいけば帝位継承権1位である皇帝の息子(アシュレイ)が後を継ぐはずだったが、なんと同時期に継承権2位のドニエスク公が暗殺される。
ドニエスク家側は、アシュレイが帝位を奪われることを恐れて暗殺したと睨んで挙兵。
アシュレイ側も対抗するが、士気が高く統率のとれたドニエスク軍に圧倒されていく。
この戦い、一体どちらに“義”があるのか――!?
めまぐるしく変わる戦況、そして、ヴァイトたちの行動から目が離せない第6巻!
大幅加筆&書き下ろしストーリー「吹雪の大公」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
17
正面から顔をあわせて交流を持っていても、敵となると一ミリの容赦もなく殺せるのが、この世界の精神なのだなあ。だから丁寧に登場していて好感を抱いたキャラクターも生存の保証はなくて、かなりひやひやしながらこの内乱を見ていた。ああ、でも、これはかなり優しいほうの結末ではないだろうか。故郷を離れても生き延びることを許された二人の無事に、とても安心しました。厳しい冬の故郷から、あたたかな魔人の国へようこそ。いつかまた戻れる情勢が訪れるかもしれませんしね。…それがなにがどうなった結果かは、ちょっと考えたくないけど…。2017/09/03
ふらこ
6
ヴァイトさんの手紙が「早く仕事終わらして、君の笑顔が見たい」で。アイリアの手紙が「できることなら、あなたの傍に駆けつけたい」なもんだから。もう。これ。恋文だよね!!!しばらくぶりに、やっと。再会したヴァイトさんとアイリアにほっこり(´∀`*)ヴァイトさんの「アイリアは婚約者じゃない」発言に。ほんのり、おこなアイリア可愛い。亡命も終わったし、次はいよいよ。エレオラとアシュレイ皇子が玉座を賭けて戦うのか!?(`・ω・´)2017/04/28
びゃく
3
図書館2018/01/15
おやぶん
2
国王が病死したことによりドニエスク家が反乱をおこす。 それに便乗する形で主人公達は切り崩し工作に走るのが今作。戦争もあり大活躍の主人公でした。2019/04/13
ふもふ [呉鎮]
2
ほとんど人狼関係なしに人間同士の戦いになってましたね、そろそろみんなが大暴れするところも見たいところです。 幕間のアイリアとヴァイトの手紙は完全にラブレターになってて思わずにやり。2017/04/29