内容説明
帝位継承権争いで、ついに戦争勃発!?
北の帝国(ロルムンド)は大混乱!
俺(ヴァイト)たち魔王軍が北の帝国(ロルムンド)でエレオラによる帝位簒奪を後押ししている最中、ついに現皇帝が崩御。
それを皮切りに、それぞれの派閥が密かに動き始めていく。
順当にいけば帝位継承権1位である皇帝の息子(アシュレイ)が後を継ぐはずだったが、なんと同時期に継承権2位のドニエスク公が暗殺される。
ドニエスク家側は、アシュレイが帝位を奪われることを恐れて暗殺したと睨んで挙兵。
アシュレイ側も対抗するが、士気が高く統率のとれたドニエスク軍に圧倒されていく。
この戦い、一体どちらに“義”があるのか――!?
めまぐるしく変わる戦況、そして、ヴァイトたちの行動から目が離せない第6巻!
大幅加筆&書き下ろしストーリー「吹雪の大公」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
18
正面から顔をあわせて交流を持っていても、敵となると一ミリの容赦もなく殺せるのが、この世界の精神なのだなあ。だから丁寧に登場していて好感を抱いたキャラクターも生存の保証はなくて、かなりひやひやしながらこの内乱を見ていた。ああ、でも、これはかなり優しいほうの結末ではないだろうか。故郷を離れても生き延びることを許された二人の無事に、とても安心しました。厳しい冬の故郷から、あたたかな魔人の国へようこそ。いつかまた戻れる情勢が訪れるかもしれませんしね。…それがなにがどうなった結果かは、ちょっと考えたくないけど…。2017/09/03
dorimusi
9
ロルムンド北部での対ドニエスク戦。冬は戦争できないって設定の話しが多い中、今回はガッツリ冬の戦争。寒そう。戦争の凄惨さと一昔前の鈍感系主人公的な謙遜がなんかかみ合わないし微妙。 ウォーロイとリューニエを助けてミラルディアにつれていくのも与える役割も予想当たったけど、その役割はミラルディアにやりたい人いっぱいいると思うし明らかに不満と混乱を招くと思った。 ガッツリ戦争は今回で終わりで次は政争なのかな。 2024/12/16
梅みかん
7
戦争は悲惨。ウォーロイ皇子とリューニエ皇子が生き残ったのは嬉しい。ヴァイトは自分を甘いというが、その甘さを実現して生き抜くだけの力がある。そろそろ謙遜を改めてもいいのでは?ヴァイトは前世でどれだけの辛酸を舐めたのか?2024/12/30
ふらこ
7
ヴァイトさんの手紙が「早く仕事終わらして、君の笑顔が見たい」で。アイリアの手紙が「できることなら、あなたの傍に駆けつけたい」なもんだから。もう。これ。恋文だよね!!!しばらくぶりに、やっと。再会したヴァイトさんとアイリアにほっこり(´∀`*)ヴァイトさんの「アイリアは婚約者じゃない」発言に。ほんのり、おこなアイリア可愛い。亡命も終わったし、次はいよいよ。エレオラとアシュレイ皇子が玉座を賭けて戦うのか!?(`・ω・´)2017/04/28
おやぶん
4
国王が病死したことによりドニエスク家が反乱をおこす。 それに便乗する形で主人公達は切り崩し工作に走るのが今作。戦争もあり大活躍の主人公でした。2019/04/13