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内容説明
「今」に合わせた新しい売り方を構築する!
安井が立ち上げたWeb漫画誌で連載を始めた作家、東江。
かつて安井に商売道具にされて潰された作家だが、社会人になった彼女は漫画の世界にあたらめて飛び込み心と二人三脚で連載を立ち上げる。
その漫画のテイストが青年誌読者層とは違うため、単行本を未知の読者に届けるべく「新しい売り方」を心や販売・宣伝チームで考案することに…!
一方で、東江は副業禁止の会社をクビになる事態に直面し、中田伯は悪役の核を求めてあがいていたが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
99
この『重版出来!』も最初は紙の本で読んでいたが、いつの間にか電子書籍で読むようになった。その13集を読んで、『重版出来!』には、ベテランの三蔵山、人気の高畑、一度挫折した新人の東江など、もちろんいろいろな漫画家が登場するが、漫画編集者の主人公・黒沢の編集者としての成長譚とあわせて、やはり環境の悪い中で育った新人漫画家・中田伯の成長の物語だと改めて思った。黒木華の黒沢のキャストで、もう一度是非ドラマ化してほしい。今の時代に兼業禁止は古い。2019/06/19
きむこ
60
東江さんは大変な時期ががあったからこその今があることに気づけたから、これからきっと大きく成長しそうな予感。心ちゃんもあゆちゃんもみんなの成長が少しずつ描かれている。ホントこの漫画は出版社のアレコレがわかる上にとても面白いからお得感満載(ღ′◡‵)画伯の不安定さがこの漫画の中で『いい人だらけ』とうまい具合にバランスをとってるなぁ。2019/06/13
るぴん
42
レンタル。今回は特に気になっている3人がメインの話で、とても良かった!「人と違うから傷つけたんじゃなくて、人と違う部分をとがらせたから傷つけたんだ」と悟るアユちゃん。新たな道を進む東江さん、一皮剥けようとしている中田くん。東江さんがあの人に頭を下げたシーンは、思わず涙が…(/ _ ; )出版社のお仕事の中でもあまり知らなかった、宣伝部やデジタル局のお仕事も初めて知った。こういうお仕事をする人達も、本や雑誌を支えているのね〜。2019/11/04
saga
40
編集者として心は当然のように、同時進行で少女の悩みから漫画家の苦悩、漫画家を目指す者のフォローと八面六臂の活躍をする。しかし、本集を通じて感じたのはプロの仕事の連続性ではないか。編集長から「目をもっていない」と謎の言葉。そして、五百旗頭との会話で「聞く「耳」もまだできていなかった」「オレもそうだったよ」という台詞が心(ややこしいが主人公と自分の両方)に沁みる。弟子を持たない高畑一寸の、後続漫画家に対する惜しみない技術の継承もグッとくる。2019/06/22
anne@灯れ松明の火
29
休憩室で。目次を見て、中田くん、良かった!と思ったのもつかの間、後半では不安な展開に。東江さんの方は、大きく成長。そして、高畑さん、編集長には感服。もちろん、心も頑張っている。見どころがありすぎて、感想はバラバラしてしまうが、本当にいい作品だ。2019/06/27