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内容説明
日本経済新聞の「仕事マンガ」 第1位
「このマンガがすごい! 2014オトコ編」 第4位
「このマンガを読め!2014」 第2位
「マンガ大賞2014」第6位 …等々、
皆様から熱い支持をいただいている本作!!
新人作家の想像を絶する苦悩、
その才能に対して担当編集者が差し伸べる手。
仕事の苦悩は仕事でしか解消されない。
それぞれが相対する「漫画という仕事」とは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
201
安井の以前の事情とか沼さんのこととか、厳しい世界はどこも同じだな~と思った。ただ、昨日読んでいた漫画がちょうど掲載誌の休刊で無理矢理完結したような感じだったので、タイムリーな感覚で編集部と作家さんとの間の諸々がリアルにイメージできた今巻だった。いろいろ現実の重みを感じながら、みんなそれぞれ必死なんだよな。生き残っていかなくちゃ、食べていけなくちゃ、仕事している意味ないもんね。それでも、才能の有無によっての勝ち負けはあれど、好きな世界で働けるって当たり前なことじゃないし、本当はそれだけでも誇っていいと思う。2014/12/08
hiro
178
編集者の側から漫画と漫画家を見る仕事マンガの第四弾。安田があのようになった理由。他人の才能やデビューに対する嫉妬。刺激的な帯の「仕事は、悪人を作る。」は、読み終えて納得した。そして、あの中田の連載用のネームを読んで連載枠を取りたいと思い、連載枠を取りに行こうとする黒沢は、先日読んだ大崎梢さんの小説『クローバー・レイン』の文芸編集者とまったく同じなので、黒沢はどのようにして連載枠を取るか大変興味がわいてきた。第5巻での黒澤の活躍を期待する。2014/09/30
yoshida
109
人それぞれに心の闇や辛い過去があるのだなと。安井のやり方は実際にあるんだろうな。東江さんには潰れないで欲しい。アシスタントの沼さんも心の闇に囚われてしまった。本当に欲しいものは死に物狂いで取りにいかないといけない。現状に甘んじては進歩できないという事だ。安井の科白「理想だけで仕事ができる人間は、この世に何人くらいいるんだろうな」が胸に残った。2014/10/13
よっち
97
新人マンガ家それぞれの岐路と選択。出版社の編集と新人マンガ家、そしてありようが描かれる第四弾。マンガや雑誌を作るということにどういうスタンスでいるか、自分はどうしたいのか。これはどうすれば正解というものはなく、何が正しい間違っているというのも難しい。でもそんな中でどうすべきなのか葛藤しながらも、真摯に作家さんや作品に臨もうとする子熊の姿勢は印象的でした。2016/05/19
あん
93
安井の過去が明らかになったけど、今のやり方は嫌いです。数字を出し続けないともっと多くのものが失われて、雑誌がなくなってしまう。出版業界のネジレみたいなものが辛いです。東江さんも、中田さんも、大塚さんも、『どこまでも一人で泳いでいける作家』になって欲しいですね。2014/10/18