ビッグコミックス<br> 前科者(3)

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ビッグコミックス
前科者(3)

  • ISBN:9784098602926

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内容説明

現代日本の問題点を抉る社会派ドラマ。


「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは何であろうか?本作は現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。今巻では、覚醒剤取締役法違反で逮捕後、佳代が担当になった田村多実子の苦悩。万引きを繰り返す児珠よしの閉ざされた心に佳代が丁寧に接していく。読み応えたっぷりの一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

6
前巻は保護司阿川にフォーカスしたが、再び更生者たち…いや、作中で叫ばれるように「前科者」たちの群像に再びシフトする。本作に登場する「前科者」たちは、えげつない最底辺に沈んだ者ではなく、底辺のよどみに片足をとられて足が抜けなくなってるタイプである。前半に登場する、娘さん、ネグられきったため文盲となり、売春やヤクを拒む気力のない子なのだが、次巻予告によると悪い男に引っかかってまたしくじってしまうようだ▲保護司・阿川も、物語的な主人公補正が掛からず、かなり無力なタイプ。堕ちるとエロ漫画になってしまうな、本作2019/06/12

かなっち

5
2巻までが面白かったので、引き続き3巻も読みました。保護観察対象者の社会更生の支援を行う保護司の奮闘ぶりを描いた、現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。丁寧な取材と下調べに基づくフィクションということで毎回胸を打たれるのですが、今回は覚醒剤取締役法違反で逮捕された女性や万引きを繰り返す老婆の闇と苦悩から目が離せずに、ページを捲る手が止まりませんでした。その根底には親からの虐待があって、自分の価値が分からない故に大事にしてあげれない生き方が悲しくなって。そして、彼女らと向き合うことで、→2023/01/06

jun200

4
これは面白い。人間が描けているなって思う。2022/09/07

ニコラス@ケンジ

3
薬物中毒のエピソード ドラマ版だと容赦なかったけど 原作だと割と希望のある締め方なのね と思ったら次巻以降のエピソードらしい 辛いなぁ。 なんだかんだ緑さんが 毎回最強説2023/09/17

てつ

3
みんないろいろあるわけだ2023/03/15

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