ビッグコミックス<br> 前科者(2)

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ビッグコミックス
前科者(2)

  • ISBN:9784098602131

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内容説明

現代日本の抱える問題点を抉る社会派ドラマ


「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは何であろうか?本作は現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。サブキャラクターに前科者・斉藤みどりが登場し、物語は俄然興味深い流れになりました。
是非ご一読ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

66
みどりさん、ごめんなさい。あなたが登場してきたとき、「私が仕事で度々関わり掻き回される嫌なタイプ」と思ってしまいました。ビックリするキャラだけれど、そのじつ知性と優しさと繊細さがある魅力的な女性でもありました。読み手の表情をくるくる動かしてくれる、みどりさん。リアル世界でお友達になるには、私の器では難しいかと思われます。2021/12/01

kenitirokikuti

7
なんか第2巻は百合になってしまったぞ▲「なんとか士の事件簿」という類型から少し離れ、新たに登場した更生者・みどりが保護司・阿川につぐレギュラーキャラとなる。阿川の父はジゴロ型の愛の多い男であり、阿川の母は彼の妻であったが、夫婦関係は長く続かなかった。家庭愛に深い懐疑を抱く阿川であるが、彼女もまた父の娘と見える。阿川は10年後にも保護司を続け、被・保護者たちの拠り所として立ち続けることを信念としている。このタイプの物語として、そうした信念がある種の「意地っ張り」と描かれるのは珍しいかも。2019/03/14

jun200

4
ストーリーちゃんとしていて面白い。2022/09/07

geki

4
ささりまくりだわぁ。芥川龍之介が大活躍。みどりちゃん、ナイスキャラ。保護司も浮かばれる。2022/01/11

Michiko Kikuchi

3
みどりちゃん、単純でいーねー。2022/02/23

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