内容説明
各地域に暮らす人々が、身近な自然や生活文化を題材に発展させてきた伝承あやとりは、現在世界で約3,000種類が発見されています。
本シリーズでは、そうした伝承あやとりを写真と解説文で紹介するほか、一部のあやとりについては、とり方の詳細をイラスト付で収録。
大人から子どもまで紐一本で楽しめるあやとりを、見て・読んで・とって楽しめる一冊です。
シリーズ3冊目の本書では、南北アメリカ大陸の雄大な自然のなかで暮らしたネイティヴアメリカンら先住民に伝わるあやとりを収録。先住民の文化と生活のなかで形づくられていった美しいあやとり33種類と、12種類のとり方を紹介します。
目次
はじめに
もくじ
第1章 南北アメリカのあやとり
クワクワカワク(バンクーバー島先住民)のあやとり
アメリカ先住民のあやとり
南アメリカ先住民のあやとり
コラム1:「ティーピー」のあやとり
第2章 とってみよう
あやとりの基本
【とり方】初級~中級~上級
【解説】クワクワカワク(バンクーバー島先住民)のあやとり
ナバホ(アメリカ先住民)のあやとり
南米ガイアナのあやとり
南米ペルー、ブラジル、アルゼンチンのあやとり
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
34
図書館にて。あやとりは、日本だけのものではない。「世界の伝承あやとり」シリーズの、南北アメリカ編です。あそびって、すなわち文化ですよね。で、クワクワカワク(バンクーバー島先住民)には、「子どもの墓」というタイトルのあやとりが伝わっている。深いね。第2章は「とってみよう」で、とり方を絵でわかりやすく解説。良いです。2023/09/12
遠い日
6
「世界の伝承あやとり」シリーズ。「先住民の文化と生活から生まれたかたち」とサブタイトルがあるように、あやとりから覗く文化を感じる。あやとりが物語を持っている。2019/03/05