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内容説明
音羽ひのき、安谷屋つぶら、栗須エマの3人が最終組で激しい首位争いを展開してきた「九州女子選手権」最終日。台風並みの強風と互いを意識する中で3人が軒並みスコアを崩し、ついに後半14番でエマが逆転で単独首位に立つ。そんな中、ひとつ前の組でのびのびとプレーしスコアの伸ばしたとんぼも3人の争いに割って入ることに。左足のケガが痛んでスウィングさえままならず抜け出せないエマに対して、どうしても勝ちたいひのきとつぶらが執念のプレーで食らいつき、とんぼもさらに「勝ちたい」という強い意識を前面に押し出す。すると、最終盤までもつれた優勝争いは、意外な結末を迎えるのだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笠
2
4.5 ついに九州女子アマが決着。とんぼも含む上位4名にそれぞれ「背景」「特色」「課題」があり、それはつまり確固たるキャラクターがあるということ。また全員応援したくなる魅力を兼ね備えており、素晴らしい大会だった。とんぼにとっては飛躍の契機となるデビュー戦だけど、それ以上に群像劇としてのクオリティの高さが目立ったな。あえて言うならひのきの毒親父、プレーヤーが打つ前にやたらうるさいキャディーがちょっと極端な感じは多少感じたけども。2023/12/15
たわらばし
2
エマもつぶらも本当に、なんという良い子なのか。スポーツマンシップ、かくあれかし。2018/11/01
Noribo
1
ひのきの成長に感動2018/11/07