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内容説明
トカラ島の外の世界を恐れ、島を出ることを頑なに拒否するとんぼに刺激を与えるため、五十嵐は看護師・洋子の姪で九州ジュニア優勝の腕前を持つ「つぶら」を島に招く。 初対面ながら意気投合した2人は、さっそく島のゴルフ場を回ることに。そのコースの過酷さに加え、自由奔放なとんぼのゴルフに驚くつぶらだったが、とんぼとは正反対に再現性の高いスウィングで正確にボールを運んでいく。それぞれ相手のプレーに刺激を受けつつも、次第にライバル心が芽生える二人。果たして“対決”の行方は?「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またおやぢ
9
徹底してシンプルに考える…って素晴らしいぞつぶら!ゴルフはミスをいかに最小限にするスポーツだから、つぶらの考えかたはオヤヂゴルファーにはすんなりと入ってくるわいな。それに引き換えとんぼのゴルフは絶対真似ができない…けれど、これはこれで遊び心満載の愉しいゴルフだから素敵だわな。ゴルフの楽しさを再確認しつつ、技術の学びにもなるシリーズ第4巻。2016/11/14
kenitirokikuti
8
第3巻と第4巻を読んだ。昨日映画『リズと青い鳥』(吹奏学部もの「響け!ユーフォニアム」原作)を読んだところである。両者とも、才能ある少女が大人へ成長するため、巣立ちを余儀なくされるという葛藤を描いていた。『リズ』は青春のいちページを薄く透明に見えるほどスライスした写真だが、本作は保護者やメンターからの視点を加えたもの。やはりそこを削ぎすぎてもやや勿体ない感じを受けるのであった。2018/04/29
たわらばし
3
つぶらのお父さんは立派だ。そしてお父さんの苦悩を理解し、前に進む糧にできるつぶらも立派だ。 色んな本を読みすぎて情報過多で忘れてたけど、振り方はひとつ、クラブに仕事させる てなことを思い出させてもらった。2017/04/01
笠
2
4 九州ジュニア王者の選択肢をそぎ落としたシンプルなゴルフ理論が面白かった。ゴルフに限らず、必ずしも引き出しが多いことが有利に働かないどころか、むしろ選択肢の少なさが有利に働くこともあるの、よく分かる。「○○はメンタルスポーツ」ってたいがいのスポーツで言われるからな。そう言う意味で、自由な発想とセンスを持つとんぼが、プレッシャーにさらされる真のゴルフに向き合ったときに強いかどうかって未知数だと思うんだけど、イガイガはとんぼの人生の責任をどこまで取る覚悟があって島から出そうとしているのかとも思う。2023/12/06
moss green
2
とんぼと対照的なつぶらのゴルフ、そして考え方。両親が事故死した時に受けたトラウマから島を出たくないとんぼの気持ちも少しずつ変わっていく。ウェッジを開いて低い球を打ち出し、ツーバウンドでキュキュッと止めるローブレーキボール。これが打てたらカッコいいんだけど、どんだけ練習しても出来ない。頑張ろ。2023/02/12