ビッグコミックス<br> 第3のギデオン(8)

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ビッグコミックス
第3のギデオン(8)

  • 著者名:乃木坂太郎【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098600915

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内容説明

革命はいざギロチンの時。何を思う最終巻!

産みの親であるロワール公から「愛していなかった」という真実を告げられたギデオンは、傷心のままジュルジュを送り出し、友人であるルイ16世とも距離をおき始めた。
一方、扇動者だったジュルジュを失っても革命の炎は止まらない。
ギデオン、ジョルジュ、ソランジュ、ルイ16世、マリー、ロベスピエール、サン=ジュスト……革命の時を共に生きた彼らの感情が最後に行き着く場所は?

「新説フランス革命史」感動のフィナーレ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

40
いや、ちょっ・・・!大傑作なのか作者が投げたのか?凄いよコレ!実の父親の愛情が皆無と知ってギデオンは壊れた。そして国父ルイ16世の言葉(ルイは嘘をつけないはずだった)に裏切られ、アナーキズムの闇の底へ。きっかけを作ったサンジェストやロベスピエールらと時代を壊す側に立つ。そこまで変わるかーってくらい豹変。逆にソランジュやジョルジュは以前のギデオンの様に幸せ不器用さんに。『イノサン』とは全く違うベクトルの、だが感情の爆発という意味では一緒の大躍動!!マリーもギデオンも(民衆という狂気以外は)いとおしく描かれた2018/10/14

トラシショウ。

19
「俺、ルイ・オーギュストって言います・・・何も持ってない俺ですが・・・俺と、俺と一緒に、国境を越えてくれませんか・・・?」。積読消化。フランス革命に陰に日向に関与してきた二人の男の視点から描いた異色の歴史ロマン、堂々完結。秀作。史実をなぞり紐解くのではない、愛に飢えた迷子達が真の意味で人の親となる事、親の自覚や父性という不確かで後付けな、けれどかけがえのないものを獲得する事で「自由」となる。フランス革命というマクロな視点から、実は極めてミニマムな事柄にフォーカスしていく内容だった(以下コメ欄に余談)。2019/01/23

hannahhannah

12
完結。前巻の作者のルイ16世とアントワネットへの入れ込みっぷりから、まさか処刑はしないんじゃないかと思ったけど、もちろんそんなことはなかった。ルイ16世は器の大きい人物として描かれ、アントワネットは街のおきゃんな娘といった感じに描かれていた。アントワネットの処刑の際にサンソンが登場。「イノサン」のサンソンはかなりの美形として描かれているけど、今作では何かブサイク。まぁ、主人公でもないし、こんなものだろう。父性や父権をテーマにフランス革命の主要人物たちを生々しく描写した作品でした。2018/08/25

capeta

8
乃木坂ワールド堪能させてもらいました。エリザベートのよろしくお願いしまーす!には笑った笑った。第3の意味するところの決着も、なるほどそうか~、という感じだった。振り回され続けたギデオンの人の好さが見どころだったかなぁと。楽しませていただきました。連載おつかれさまでした。2018/10/17

fumimi

6
夏目アラタの〜 を読んで初めて知った作家なのでこちらも読んでみました。ベルばらとは違う歴史上の側面もあり勉強になりました。思い切った設定のフィクション交えながら時代のうねりを描いた内容でありながら 夏目アラタ〜にも通ずる親子関係の確執、歪み、愛が主軸だったな。後味の良くない場面が割と多いのがきつい作品でした。ベルばらひ再読したいけどこちらは一読でお腹いっぱいです^^;2022/09/13

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