ビッグコミックス<br> 第3のギデオン(1)

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ビッグコミックス
第3のギデオン(1)

  • 著者名:乃木坂太郎【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091872975

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内容説明

舞台はフランス革命前夜。
三部会の議員となり、貧困にあえぐ国を合法的に救いたい平民のギデオン。
目的のためなら残酷でも最短の道を進もうとする、貴族のジョルジュ。
国を変えたい二人の男が、共にその足を踏み出した。
正義と悪と愛と憎悪の共同作業がむかうのは、血の地獄か、理想の未来か。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

36
『幽麗塔』以来、感情の機微を絶妙に描く作家さんだと思っている。フランス革命前夜、庶民(第三身分)であるギデオン。エロ小説で娘を養いながら、言論を武器に革命を夢みる真っ直ぐな男。ギデオンの危機を救った仮面の貴族ジョルジュ。手段を選ばず世界を壊そうとするジョルジュはギデオンの幼馴染だった。ふたりの間にあるのは、真偽定かでない友情?ジョルジュの二面性が危ういけれど、ギデオンの為に剣を抜く様は真摯。そしてサン・ジェストの小物っぷりがたまらなく可愛らしい(笑)こんな人間臭いサン・ジェストは初めてかな。2017/10/01

トラシショウ。

16
人々が身分による格差社会と貧困に喘ぐフランス革命前夜。平民=第三身分から政界に打って出ようとする、腰抜けなれども理想と情熱に燃える男・ギデオンと、貴族にして彼の親友であり、そして政府や制度の破壊の昏い情熱をその胸に密かに燃やす男・ジョルジュが再会を果たす時、フランスは革命に向けて動き出す。「医龍」「幽麗搭」の実力派の作者の新作は、フランス革命の知られざる物語にスポットを当てる造りらしい。史実の襞が織り成す陰に光を照らす流麗な筆致、平易な語り口できちんと最後まで読ませるなかなかの力作(以下コメ欄に余談)。2015/11/23

しぇん

15
医龍の乃木坂先生がフランス革命という狂騒の時代を書いた物語。最近広まってきているらしいルイ16世は有能だったの方に寄せていると聞いて購入。まだルイ16世等登場していなかったけど面白かったです。今の所、好人物のロベスピエールに悪魔の様に暗躍するジョルジュ。どの様に物語が展開していくのか楽しみです。2016/08/08

ひかり

12
この作家さんよくもこんなに作品ごとに違う色を出せるな。世界が残酷さで動いていることとそこでもがく主人公ってのが共通点なのかしら。こんどこそ表紙に騙されないぞ、と思ったら男性でした。表紙の通り外見的にも内面的にも二面性を持つジョルジュ公爵。公爵なのに国を滅ぼそうとしてるの?幼くしてギデオンと別れた後のジョルジュになにがあったのやら。あっタイトルの第3って身分のことか!2017/08/10

フカミ

12
帯の説明を読んでの衝動買い。当たりでした。歴史を置いといても、漫画として面白い。イノサンもまだ途中なのに、読みたいものが増えて困ったもんだ。幽霊等も読んでみたいなあ~2017/08/06

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