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内容説明
「父殺し」の欲望に覚醒したロベスピエール達は、ついに武器をとり、要塞バスティーユへと向かい始める。
その先頭に立つジョルジュと、王室と民衆の間でもがくギデオン。
今また、ふたりの運命が交叉する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
23
サン・ジェストがかわいい一方、ロベス・ピエールが・・・ほぼ魔物化してる。7月14日バスティーユ監獄が民衆(暴徒)に襲われ、平和を望んだド・ローネーの最期の顔が悲しい。こんな人物もいたのかな。ソランジュの行動も心配だが、ビッグモーターが傍らにいてくれるうちは、きっと大丈夫。ビッグモーターが良い奴になってきて良かった。頑張ってサン・ジェスト!2017/10/05
トラシショウ。
15
積読消化。運命の日、1789年7月14日の陽が昇る。廃兵院を襲い大量の銃器を手にしたかつての国民議会の群衆は今や暴徒と化し、弾薬を求めてフランス革命の発端とされるバスティーユ監獄へと押し寄せる。裏に表に暗躍するジョルジュ、彼により我知らず操られ群衆を言葉巧みに扇動するロベスピエール、二人の悪魔的な策略により侵攻していく偽りの革命の中、双方の間を取り持ち収めようと孤軍奮闘するギデオンが目にするバスティーユ陥落の後先とは。遂に訪れてしまった惨劇の時の地獄絵図の光景に胸が詰まる(以下コメ欄に余談)。2017/05/12
ちぇしゃ
9
イノサンを読んだ方にお勧めとあったので。物語は面白いけどイノサンのほうが好みかな。フランス革命前夜からその激動の時代を描いているのは一緒。国を救うために革命を選び取ろうとする"平民"のギデオンと、事情と思いから発する目的のために手段を選ばず革命を起こそうとする"貴族"のジョルジュ。幼馴染の二人の立場の違いとそれぞれの思いを軸に、王族、貴族、平民のそれぞれの善意と悪意が入り混じる物語。面白いのは面白いのだけど、うまく言えない違和感と物語に入り込めない設定の嘘くささを感じる。完結するまで読んでみようとは思う2017/05/31
hannahhannah
5
バスティーユ襲撃が描かれる。3巻くらいから平民たちを獰猛に描いて、アントワネットとルイ16世を善人っぽく描いている。特にルイ16世はそんな感じだ。実際にも革命は虐殺を伴うものだったのだろう。血生臭く狂気を感じる。話し合いで解決しようとするギデオンと血を流して国を変えようとするジョルジュ。ビッグモーターはソランジュの言うことを聞くようになってきた。2018/07/01
こっこ
3
歴史は変えられない。フランス革命により荒れ狂う暴徒たち。ルイ16世側に気持ちを持っていかれるが、時代にもはや抗うことは出来ない。マリーアントワネットは不幸な女性だったのだろうか?彼女が最後に選んだ道がココなら、むしろ誇らしく散っていくのだろうか?2017/07/14