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内容説明
生きて娘のもとへ帰るため、拷問に耐える平民・ギデオン。
そのギデオンを救うため、王族に弓を引く貴族・ジョルジュ。
二人をつなぐその過去には、
まだ新たな秘密が隠されていた。
愛されることを捨てたジョルジュだが、
ギデオンだけは別の存在、もう一人の自分・・・
そして、ベルサイユ宮殿では、
30代、母となったアントワネットが、
庭の茂みで、艶やかに、悪戯に咲く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
34
拷問されてるギデオンが、娘であるソランジュを想うシーンはジワリとくる。娘を遺して逝く覚悟かぁ・・・。ビッグモーターとジョルジュが邂逅した回想もまた、揺さぶられる場面だ。貴族という存在が、時代を歪めているのか支えているのか?ジョルジュにしてもシャルルフィリップにしても、貴族統治の時代が続いたからこそ生まれた化け物なのかも。アントワネットがシャルルフィリップの心の支えであるように、ギデオンがジョルジュの良心でありますように。2017/10/01
トラシショウ。
16
積読消化。サン・ジュストを庇い捕らえられたギデオンが受ける過酷な拷問と、意外な首謀者との出逢いを経て、ジョルジュの回想するギデオンとの関係の真実を挟んで描かれる奪還劇の行方。ジョルジュの父ロワール侯の「息子」への仕打ちがあまりに惨い。最も感受性の豊かな思春期にこんな事をされたら、それは貴族や社会制度の破壊を渇望せざるを得なくなる。つまりそれほどまでに当時のフランスにおける身分格差や社会のありようが歪んだシステムとして腐敗していた、と言う事なんだろうけど、流石に読んでいて胸糞が悪くなる(以下コメ欄に余談)。2016/06/15
しぇん
13
ジョルジュとギデオンの秘密が明かされ、ジョルジュの暴走の原因の根幹が明かされたのでしょうか?愛で生きようとしているギデオンに色々試練が降りかかっていますが、どうなるか次も楽しみです。そして、マリーアントワネットがついに登場しましたが、登場シーンが凄い‥‥。2016/08/08
空のかなた
12
この刊も抜群に面白かったし、スピーディーな展開に一気に読まされた感じ。拷問シーンは苦手でしたが、ギデオンとロワール公ジョルジュの秘密を知った後、ジョルジュが自分に罰を与えなければならない、でもギデオンからは奪うという怪物の生まれる瞬間が秀逸。あと、ギデオンの娘ソランジュが「話し合い」で、この国を変えれるのか、大切な人を守れるのかとジョルジュに尋ねる。とても気になるシーンでした。フランス革命前夜でありながら、一人一人の人間の生きざまが浮かび上がる描き方に、乃木坂太郎さんらしらを感じます。凄かった。2018/10/27
veri
9
なんだかすごい物語だ。ジョルジュさんはどうする気なんだろうなぁ2016/12/28




