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内容説明
感情の新フランス革命史、運命の頂へ!
ヴェルサイユ宮殿に迫る、怒れる女たちの行進は、
ついにアントワネットをプチ・トリアノンまで追い詰めた。
王国を転覆させようとするジョルジュ、守ろうとするギデオン。
交叉したふたりの運命を根底から揺るがす、驚愕の出来事が!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
24
グランギニョール、悲劇は転換された。ロワール公に振り回され続けたジョルジュとギデオン。最後の最期に父親が語った本音とは。二人とも、愛情を知ることも与えることも、ロワール公の下ではちゃんと学べなかったんですね、結局。国王やマリーとは真逆。でも時代は止まらない。生き残るのは、愛情に気づけないあるいは受け取り方を知らない民衆たち。揺さぶられます。2018/02/14
トラシショウ。
18
「お前は、ギデオンを愛してないのか」。積読消化。自暴自棄と、義父であるロワール公への愛憎入り交じる複雑な思いから国中を巻き込んでの復讐劇を演じてきたジョルジュの心を救う為、そして自身の父親に一目会いたい気持ちの為、ようやくロワール公を探し当てたギデオン達。実の父と子の感動の再会と、義子への赦しの慟哭が響く時、他者の虚実を見抜く事の出来るルイの眼力がロワール公のジョルジュとギデオン、かつての平民と貴族の赤子の取り替え子にまつわる残酷な真実を図らずも暴き出す。ロワール公が余りにクズ過ぎる(以下コメ欄に余談)。2019/01/22
hannahhannah
9
ロワール公とギデオンの感動の対面。そしてルイ16世の立ち合いの元、ロワール公からジョルジュへの情が語られる。素直じゃないなぁ‥。でも感動的だった。しかしながら、そこからギデオンへの残酷な真実が語られる。こういう残酷な面も描くのが乃木坂太郎。凄い。それにしてもこの作品はルイ16世とアントワネットを善人に描いている。特にアントワネットの描写には少し違和感がある。序盤は第三身分寄りだったけど、今は彼ら彼女らは血に飢えた獣みたいに描かれてるし。人権宣言した人たちをもっと描いても良かった気がする。2018/07/02
こっこ
5
ロワール公がひど過ぎる。でも、愛情を持てない父親は 意外といるものかもしれない。 革命の流れは誰も止めることが出来ない。2018/03/15
北白川にゃんこ
3
パワーファイターの王よ、友はあなただけだった…。2018/07/18