内容説明
ある時はイメクラで社長プレイに挑戦し、ある時はボウリング場で股間の「マイボール」を思い、またある時は「ゆるキャラの中の人」と付添人の不倫関係を妄想し、さらには創作艶笑落語を一席……。
“人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”の書き出しでおなじみ、「週刊文春」の人気連載、文庫本第二弾!
『ほのエロ記』『負け犬の遠吠え』などの著者、酒井順子さんとのスペシャル対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
137
一昨年読んだ『人生エロエロ』に続いて第二弾です。今回も島倉千代子の人生いろいろ(えろえろ)がBGMとして脳内に流れながら一気読みです。人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた著者のコラムは相変わらず、くだらなく少しエロでした(笑)オススメは夜の漢字大賞『嬲嫐』と巻末の酒井順子との対談です。文春での連載は続いているので第三弾も発売されそうです。ラブ&ピィーニス【読メエロ部】 2018/02/13
じいじ
109
出版・広告界の片隅で40年、飯を喰わせていただいたので、引退した今でも「広告」には目ざといです。『たかがエロ、されどエロ。乾燥しきった世の中の潤いの処方箋。』の帯コピーはウマイ! 店頭平積み⇒手に取る⇒レジへ…と相成る。いま、芸能人、政治家…の御歴歴が一番恐れているあの「週刊文春」に連載中の人気コーナー「エロエロエッセイ」の第二弾。疲れた頭脳をリフレッシュするには恰好な一冊。ただし、電車内での閲覧はくれぐれもお避けいただきたい。2018/03/11
優希
67
人生のエロ、再びです。人生の2分の3をエロに費やしている様子が前以上にパワーアップして語られている気がしました。ユーモアとエロの融合はみうらじゅんそのものなのかもしれません。2019/04/16
姉勤
26
見るべきは笑いのセンス。脇目も振らないドメスティックな色ゴトを開陳しているようで、計算され尽くしたトゥルーマン・ショーのようにも見える。サーカスで「道化」ほど技量が必要なのと同様、エロ道のピエロを演じる、しょうもない男の性(サガ)に涙を誘うのもよし、若くもない男の質(タチ)の悪さに眉を顰めるのもよし。2022/08/31
TSUBASA
26
みうらじゅん氏のエロエッセイ第二弾。前作同様何も考えず読めますわな。ネタがネタだけにあまり印象に残った内容の感想を書けないのが辛い。流石にエロネタを延々と読むと胸焼けするような感じがしてくるのでちょっとずつ読むのが良さげだ。情緒派の文化系エロってなんか素敵。下世話な話も考察と妄想が入ってくると少しは高尚な話になってる気が…しないか。2018/02/18