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内容説明
東亜文化大学の民俗学の教授・宗像伝奇(むなかたただくす)は、日本各地に伝わる神話や伝説を取材し、はるかな古代そこで実際に何が起きたのか、を奔放な想像力と行動力を武器に解き明かしていく。古代史ミステリーの巨編が、多くのカラーページ、おまけ漫画、創作ノート、さらに宗像教授シリーズとしてNHK出版より刊行された「クビライ」丸ごと一冊をも加えた完全版で登場! さらに電子版には宗像教授シリーズ単行本には初収録となる読み切り「スサノオ最後の戦い」も第8集に追加しました。
●第2集の特長/第7話「両面宿儺(りょうめんすくな)」の冒頭をカラーで収録。/「白雪の伝説」創作ノート収録。/描き下ろしおまけ漫画「宗像教授ダ・ヴィンチ考」収録。
●あらすじ/岐阜県・飛騨の地を訪れた宗像は、少洞村(すくなぼらむら)という村で、奇妙な形の道祖神を見つける。人が背を向けあい一体化したような……それはまさに、日本書紀に出てくる「両面宿儺」に似た姿だった。折しも飛騨の地には、江戸時代に「スクナグモ」と呼ばれたクモとそっくりな、珍しい毒グモが現れたという。謎を追い、スクナ洞(ぼら)に入り込んだ宗像を待ち受けていたのは…?(第7話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミエル
17
両面宿儺に犬神におしら様に、現代で人気の呪術アイテムが揃う第2集。どれもとんでもない仮説で展開する教授の発想力が面白い。技術伝播や進化のベースに製鉄が絡むという説は好き。2022/09/22
初瀬川 翠
0
いきなり地元飛騨が出てきてにやにやしてしまいました。そしてちょっと懐かしくもなり…宿儺つながりで宿儺南瓜食べたいな。宗像シリーズは壮大で面白いですね。黄泉の国と白雪姫、笹の花と鼠は緊張感もありつつ楽しめました。2013/10/02
夜の女王
0
☆☆☆2009/12/26
月光密造者
0
「白雪姫」と「イザナギの黄泉の詣で」に共通性を見る着想に唸らされました。個人的にも古代欧州と縄文文化を支えた人々の信仰や死生感には通じるものがあると思います。「両面宿儺」も興味深かい。拝火教や製鉄と結び付けるのに無理を感じてしまいましたが、宗像教授には、この路線を突っ走って欲しいです。2002/04/24
きざはし
0
黄泉国神話(鬘・櫛・桃)と白雪姫(飾り紐・櫛・リンゴ)の類似性はおもしろい。2011/09/25