出版社内容情報
フッサールは「劣化版フレーゲ」なのか?
意味論とメタ意味論の区別を軸としたフッサール解釈を武器にダメットからの苛烈な挑戦を退けつつ, 分析哲学と現象学の間の「馬鹿げた亀裂を閉じる」というダメットの企てを引き継ぎ, 建設的な対話のための共通基盤の構築を試みる.
内容説明
フッサールは「劣化版フレーゲ」なのか?意味論とメタ意味論の区別を軸としたフッサール解釈を武器にダメットからの苛烈な挑戦を退けつつ、分析哲学と現象学の間の「馬鹿げた亀裂を閉じる」というダメットの企てを引き継ぎ、建設的な対話のための共通基盤の構築を試みる。
目次
導入
第1章 ダメットのフレーゲ解釈とフッサール評価
第2章 フッサールの対象概念と意味論的値
第3章 意味論の基礎
第4章 『論理学研究』における基礎意味論
第5章 『論理学研究』と意味の神話
第6章 『論理学研究』の「現象学」
結語
付録A 意味論・形而上学・理解の理論
著者等紹介
葛谷潤[クズヤジュン]
1985年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、東京大学文学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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