- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
東亜文化大学の民俗学の教授・宗像伝奇(むなかたただくす)は、日本各地に伝わる神話や伝説を取材し、はるかな古代そこで実際に何が起きたのか、を奔放な想像力と行動力を武器に解き明かしていく。古代史ミステリーの巨編が、多くのカラーページ、おまけ漫画、創作ノート、さらに宗像教授シリーズとしてNHK出版より刊行された「クビライ」丸ごと一冊をも加えた完全版で登場! さらに電子版には宗像教授シリーズ単行本には初収録となる読み切り「スサノオ最後の戦い」も第8集に追加しました。
●第5集の特長/第24話「西遊将門伝・前編」の冒頭をカラーで収録。/描き下ろしおまけ漫画「宗像教授噴火考」収録。
●あらすじ/平安時代、朝廷に反乱を起こし首を切られた平将門。怨霊になったという伝説の残る将門ゆかりの地には、なぜか猿が祀られていた。それは、徳川家康のブレーンだった“黒衣の宰相”天海僧正が、将門と孫悟空を結びつけ、何事かをしようとしていたのだという。その説を聞いた宗像は…?(第24話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミエル
15
今回は将門公が前後編、ククリヒメ、因幡の白兎、平家と河童。相変わらず、教授はフィールドワークや取材に出かけ、現地で自説を展開、因果に巻き込まれる。どれも良かったけど、特にラストの河童の考察が好き。2023/03/12
月光密造者
2
「菊理媛は何を告げたか」の着想に唸る。屈葬との関連など、他に考えた者がいるのだろうか。古事記に僅か一文しか登場しない人物が、諸星と星野の伝奇漫画の両巨頭を魅きつける。この巻も粒揃いです。中でも「西遊将門伝」は、強引さは否めないが、宗像推理の真骨頂。諸星大二郎をライバル視しているのだろうなぁ、と感じる一冊でもあります。 2012/03/20
すしな
1
101.菊理媛の話が印象的でした。去年あたりブームになった映画「君の名は。」にも組紐出てきましたけど、死者と生者の境目というテーマも近いなと思いました。ずっと三葉はイザナミだと思っていたのですが、菊理媛かもしれないですね。2018/12/09
初瀬川 翠
1
「西遊将門伝」は読み応えがありましたし「菊理媛は何を告げたか」、「冬の兎」も興味深かったです。菊理媛の話はじっとりとして底昏い雰囲気が感じられました。いやー面白かったです。2013/10/03
machidataketomo
0
平将門、因幡の白兎、河童伝説など。2022/01/21