内容説明
代々『入らずの森』を管理してきた桜田家。その次期当主・宗一郎に早紀子は、萌とともに捕らえられていた。彼女の現状を知らない御霊部の飛鳥井柊一は、ダウジングで早紀子が桜田家にいるらしいと知る。早速、柊一は宗一郎を訪ねるが、出迎えたのは弟の裕樹だった。仕方なく彼に確認を取るが、話すうちに喧嘩になる。そして、不覚にも召喚獣(ムシュフシュ)の毒を受けた柊一は、昏倒してしまい…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
41
行方不明となった早紀子を探しに単身桜田家に乗り込んだ柊一でしたが・・。シリーズ第6弾。「入らずの森」編も大詰め。とりあえずはこれで一区切りがつきました。 今回は萌の妄想がほとんどなかったことに加えて、オサキの出番がそれなりにあった為読みやすかったです。毎回こんな感じだったらいいのに(苦笑)★★★2012/10/31
chatnoir
14
ひぃ、宗一郎壊れすぎ。 総領の責任、高いプライド、異能が無いコンプレックスに押しつぶされたんだね。だけど、一番許せないのは恋敵に手を挙げたこと...しかも女の子に。 ムシュフシュ、ご愁傷様。ちょっと可愛くなりかけていたよ...挿絵なかったし。オサキ、恐るべし。でも、可愛い♪ 聖母マリア、最強。じゅあん様...全然わからん。容姿が美しくてもダメダメ君。大体、君が生前皆に棄教したフリしよう!って言えば済んだことじゃないか。2021/03/30
み
12
物語はこれで一区切り。嫉妬と欲望の塊だった、宗一郎。どういう育ち方をしたらああなってしまうのか。桜田家の闇です。でも天使喰べるのはやめて!絶対不味いよ。それにしても顎の力凄いな。美也が笑うとこ本当好き。早紀ちゃんとくっつくべきは彼女ですなと個人的に思う。桜田弟はがんばれ。2016/01/31
月華
5
図書館 安内市編終了、かな。宗一郎の嫉妬がかなり根深かったです。裕樹が痛々しかったです。早紀子が助けになるのかな。耕作がちらりと独白していましたが、過去話が何かありそうです。今回は美也がおさめて終了、という感じがしました。2015/05/15
chie
4
宗一郎の闇が深かったですね。裕樹の終盤のアレを「活躍」とか言っちゃう瀬川さんはやっぱりSだと思いました。柊一は全部終わった後に池の中とかから鈴を捜したのかと思うと可哀相だけど笑ってもしまう。2015/09/13