内容説明
鎌倉を訪れて以来、立て続けに怪異と遭遇し、鎧武者の亡霊にまで追いかけられた早紀子。柊一や美也によって助けられはしたが、彼女自身は源実朝の霊にとり憑かれていた。それは早紀子が「時代モノのマンガを描きたい」と何気なく言ったことが原因だった。そこで彼女は、実朝を主人公にマンガを描くことになる。呪具を使わず鎮魂を行うため、早紀子たちはかつてない修羅場へと立ち向かうが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
40
首なし実朝の怨霊につきまとわれている早紀子。苦肉の策として漫画による鎮魂を行うことになりましたが・・。シリーズ第12弾。修羅場は修羅場でも何だか笑える修羅場でした。今回意外な才能を見せたのが美也。何だかんだと巧みに早紀子を操ったあの手腕は凄いです。名編集者になれそうですね(笑)そして山科の父親と御霊部との因縁が明らかにされました。今後の展開が楽しみです。★★★2013/01/08
chatnoir
12
最後の最後で今回の敵、山科(親)の過去が明らかに...。今度は廃止されそうな御霊部の格下げ当時のお話はなんか、凄いなぁ。霊って...漫画を描く事でも浄霊できるのか...是非とも早紀子ちゃんの勧誘頑張ってください...鈴男君(笑)2021/11/08
み
7
鎌倉編4冊目のミッションは、源実朝の鎮魂。その方法が実朝主人公の漫画を描くって斬新だな笑。実朝は宋に行きたくて船を作らせたそうな。鎌倉殿ではどう描かれるのか楽しみ。あとそれは政子や執権に諌められたって書いてあったから、執権きた!義時!ってなった笑2022/10/04
月華
3
図書館 前巻がどちらかというとダーク的な感じでしたが、今回ははじけた雰囲気でした。美也がだんだん感情を現してきたように思います。早紀子は無事帰ることが出来ました。2015/05/23
帆
2
なんか愉快な巻だったな。しばらく闇に歌えばの方を読んでいたので、柊一とヤミブンのメンバーがそれほど仲悪くもないように思えた。みんな二年経って丸くなった?2011/02/12