内容説明
怨霊の類いを扱う御霊部の監視下に置かれ、20年ごとに注意が必要だという五郎神社。何の因果か、その年の調査を任された飛鳥井柊一は、奇怪な事件に巻き込まれていた。そして、その結果五郎神社のある安内市に張ってあった結界が消失する。結界を失い不安定になったためか、突如凄まじい揺れが街を襲った。そこで柊一は、ヤミブンの楠木誠志郎と結界の礎があった『入らずの森』へ向かうが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
40
安内市を震度6弱の地震が襲った。一体この地で何が起きようとしているのか・・?シリーズ第5弾。状況は刻一刻と悪くなっていくばかりです。それに伴い、ついにアノ人も仮面をはぎ取り牙をむき始めたようです。そして今回はようやくオサキが登場。やっぱりオサキが登場しないと物足りないですね。★★★2012/10/29
み
13
ついに天変地異まで起こってしまった安内市。新たな礎となる人物を捉えるべく、暗躍する桜田家。主に宗一郎。愛憎渦巻く中心にいるのは早紀ちゃん。良い子なのに不憫すぎる。。。萌ちゃんの原稿を見た雅行さんが、からかいの姿勢を見せる様が楽しい。あと柊一と誠志郎がバイオハザードやってるの。和むのはこの序盤のみ、という怒涛の5冊目。2016/01/30
chatnoir
11
桜田兄、大嫌いだ~何も悪くない女の子を殴る蹴る。外見だけ良くてもモテない典型だ! 羊羹の賞味期限切れをいじましく待っていたオサキがいくら可愛くても、この巻の感想は〝桜田兄”大嫌いだ!”の一言に尽きる。あ、多野さんがBL好きの女子高生をからかうために、乗ってあげてたシーンは楽しかったな(笑)でも、女子高生たちは大ピンチのまんま...。 2021/03/08
chie
5
多能さん、悪乗りしすぎです(笑)桜田一族の陰謀と言うよりも宗一郎の陰謀だよね。どんな理由があれど女の子の顔を殴るような野郎には天罰が下るといい!!2015/09/10
月華
5
図書館 天使継続中。雅行が意外とお茶目な感じです。ヤミブンは誠志郎と合流。御霊部は柊一を信じて静観。宗一郎が意外な所で嫉妬していました。されている本人は気付くことはなさそうです。美也の心情がちらり。2015/05/14