内容説明
安内市で起きた奇怪な事件。飛鳥井柊一は、怨霊の類いを扱う御霊部の一員とはいえ、その異常さに頭を抱えていた。しかも、調査のため滞在している五郎神社は火事で焼け、境内は惨憺たるありさま。火事の原因は商売敵（ヤミブン）にあったが、それ以外の被害も酷い。そして、街の結界が崩れた今、柊一はまだ何かが起こると考えていた。その彼に早紀子と萌が「入らずの森」に天使が出たと知らせに来て…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）
34
またしても多大な被害を受けた五郎神社。そして明らかに他とは違う生態系。一体この地にどんな秘密が隠されているのか・・？シリーズ第４弾。今回はヤミブンメンバーの一人・陣内エリ子も合流。それにしても誠志郎以外のヤミブンメンバーの扱いの悪さが気になりますね。こちらのシリーズでは御霊部のメンバーは優秀で、ヤミブンメンバーはヘタレ・・という扱いがされているように思えて残念です。★★★2012/10/21
み
14
じゅあん様の護りが消え、異界との境目が希薄になってきて、次に現れたのは熾天使セラフィム。この天使が怖い。かわいい赤ちゃん顔のくせに顔と手だけってやめておくれ。群れをなして襲いかかるのはやめておくれ！ 可愛らしいのに酷いやられ方をするのもやめて！ 昔、ザビエル画をじっくり見てたら、頭だけの天使が描かれていて、こいつかセラフィム！！ってなったのは良い思い出。2016/01/30
chatnoir
13
赤ちゃんの顔と腕に翼が3対...物理的に飛べるのか？階級が上がるほどに異形とな...キリスト教徒は面白い事を考える。兎に角、今回襲ってくるのは見た目、キモ可愛く倒しにくいヤツら。異能の桜田一族も謎だし、美也の気持ちも謎だなぁ。 後書きは...分かる！ 漫画でも小説でも、読書人は、そういう関係の事柄や単語を覚えるの早いよね（笑） 2021/02/25
月華
6
図書館 次々に怪しいもの登場。エリ子に焚き付けられた感じで、誠志郎が自発的にボランティアみたいな形でかかわることに。聖霊狩りでは初になるのかな。誠志郎の魂鎮めが出てきました。教会の件は裕樹が関わっているのかと思いましたが、ここでは何も出てきませんでした。2015/05/13
chie
4
誠志郎の魂鎮めが聖霊狩りで初登場。「闇に歌えば」から読んでいる身としては、ようやくか！といった感じです。今回もあとがきが素晴らしすぎます・・・BLとの出会いがそうであればそりゃ耽美系には行けないですよね・・・ある意味、だからこそ安心して読めるのですが(笑)2015/09/06
