集英社コバルト文庫<br> 赤の神紋 第五章―Scarlet and Black―

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集英社コバルト文庫
赤の神紋 第五章―Scarlet and Black―

  • ISBN:9784086148009

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内容説明

暴漢に襲われ刺傷を負った榛原だが、幸い命には別状なかった。術後、目覚めた榛原は、自分を刺した男を捜し連れ戻してくれと響生に頼む。『マクベス』の出演者でもあるその男を、降板させたくないというのだ。響生は榛原の舞台に対する執念に圧倒され、彼の頼みを引き受けた。一方、榛原が重傷だと知らされたケイは、慌てて病院へと向かう。そこで榛原の病室にいる響生の姿を認めて……!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

11
榛原の命をあらん限りに捧げて舞台に昇華する凄まじい気力と孤高に対し、彼の体温や肌の滑らかさというような生きた人間の描写の落差が衝撃的でした。連城は不純だらけで中途半端と思わずにはいられない選ばれなかった者の苦悩を選ばれた者に伝えることができるファクターと言う印象がこの本では強く、残っていま。す榛原は気づかず、自分で掴もうとしない人間に対してはシビアですが相手しかできないことは相手が気づくしかないということをよく、理解しているのじゃないでしょうか。一方、利権を画策する者共には「・・・失せろ、俗物」と唾棄す。2012/06/14

たろさ

3
芸能界のドロドロがケイを襲う。榛原、罪作りな奴だなぁ。連城は、いったいどちらを心底欲しているのか。認められたい。それなのに、二人とも、連城眼中にない。こんなに助けてあげているのに、報われない。連城、頑張れ2018/11/07

ロェント

2
再読。2016/03/20

ロェント

2
なんか濃いのが読みたいなぁとふと思い出して再読。 1,2年?前にハマって読んでたときは、ただただ蛍に感情移入して読んでました。 が!再読してみると蓮城の犯罪っぷりにびっくりしました。え、あんたここまでしてたの…みたいな。というか私もよく普通に疑問も持たず読んでたなぁと。 いや、それだけ面白かったんですよ。 ちなみに私は蓮城×蛍より榛原×蛍派だったりします。2011/05/29

33

2
ケイは舞台に立つまでホントに前途多難だよwあとやっと連城先生が小説家らしく仕事をしてくれるようになりましたww2009/08/02

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