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内容説明
オレの名は乾十三。あの大戦を経て、「拡張者」と呼ばれる身体機能拡張処理を施した者達が溢れるこの街で、オレは拡張者達に関する問題を「処理」する稼業を生業にしている──。 反拡張技術を掲げるテロ組織に拉致された身内を救出に向かう十三の前に立ちはだかった男、ヴィクター・シュタインベルグ。「拡張者の天敵」として畏れられる彼はメアリーが行方を追い続けていた実兄であり、大戦中、十三の専属技師を務めていた旧友だった。時を経て、再び3人の因縁が交錯する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流之助
15
かなりかなり切ない展開が待っていそう。体は拡張できたけど、たくさんのものを失ってばかりの登場人物たち。人らしさを捨てれば捨てるほど物理的な強さを手にできる。力は一方では与えるが一方では奪う。悩ましいね。それはそうとしてこの作者の女性キャラのお尻は素敵ですね。2020/01/16
すい
9
かつて十三の整備士だったヴィクターが何故解体者と呼ばれるまでになったのかが明かされる。 人々を救うために開発された技術が人殺しに転用されるという展開はよく見るけど、毎度悲しくなってしまう。一瞬の息抜き回があり、またシリアスに。生存するGSUは四体のみ。9体は終戦後に十三が狩ったとのこと。それを知っていた鉄郎も何か悩みを抱えているようで……。世界観もキャラも雰囲気も好きなのだけど、ストーリーにパンチが無いシリーズ。どこかで爆発してくれることを願いながら読み続ける。2017/05/30
にぃと
7
登録埋め。 かつての専属技師であるヴィクター、そして昔の同僚との再会と十三の過去にまつわるストーリーで、全体的にダークでヘビーな内容。やはり十三の過去編を本格的に読んでみたくなる。十三の強さは勿論だが、要所要所でメアリーの技師としてのスキルの高さも描かれてる。オリビエも復帰したが、どちらも魅力的なのにヒロイン、って感じじゃない強い女性なのがまた格好いい。2022/05/07
サケ太
6
「解体者」ヴィクターの過去、その真実。十三の覚悟。鉄朗の記憶。それぞれのかつてが徐々に明かされる。何を選択するのか。どこへ向かうのか。2017/05/22
はりーさん
2
ヴィクターはやはり2人いるような状態になっていたか。 そこから、十三の過去である同胞殺しに繋げていく流れが綺麗でしたねぇー。 幕間の覗きおっさんのコメントが十三と波長が合うのがおもろかったな。 まぁ、こういう力の使い方する奴出てくるだろうとは思ってたけどね。2019/12/19