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内容説明
暮らしのそこかしこに考える機械たちがいる。あるものは人を助け、あるものは人に成り替わり、あるものは人から奪う。彼らは投げかける。人間の未来と、生き方を。人工知能専門医、須堂と旅するSFオムニバス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
43
レンタル。読みながら進化について考えさせられる。ストーリーに登場するヒューマノイドたちは、わざと未完の状態に作られている。私たちは、人間以上の存在を作ることに対し躊躇している。それは、ストーリーの世界を影で支配する超高度AIも同様だ。その均衡が無くなった時にどうなるのか。2019/05/11
buchipanda3
15
今回は怖そうな演出が多い。これまでと同じく印象的な余韻を残す話ばかりを楽しめた。AIやヒューマノイドと共存した社会で起こりうる様々な出来事が描かれている。過ごす時間が長ければAIに親しみ感を持つこともある。AIの権利はどう考慮すべきか。人の理解が及ばない計算が行えるAIによる管理への不安。ヒューマノイドとしての老化。どれも容易に答えが出ないものばかり。AIを迎え入れた社会について色々と考えさせられる。「未完」の話は印象深かった。どれも短い話だが中身はしっかりとある。リサの話もあったし、次巻も期待。2017/03/12
書の旅人
12
『俺の心は いつまで走っていられるのだろう そんな疑問の持ちようすらなかったあの日々を 青春と呼ぶのではないか』仲間とは違い、ヒューマノイドの特権でもある、新しい体を手に入れ、昔のままで駆け抜けている…。現実では若く見られるために、お金をかけ、必死になる人がいる…。それを否定するつもりはないが、その歳、その歳の美しさや格好よさがあると思う。私はこの歳になってようやく、落ち着いた気がするからだ。今の私の心は、走り続けてる。2017/03/15
流之助
11
枕の話と選択の話がもやもやとした。あと、超AIのくだりは、今後の展開にも関わってくるのかな?いちばん好きなエピソードは「未完」。人間の感性ってなんだろう?ヒューマノイドとのちがいは?人間、ヒューマノイド、産業ロボット、超AI…。いろいろな在り方が共存し、ぶつかり合う。一話完結ながらいろいろ考えさせられる。2017/06/16
ジロリン
8
なんだかますます薄味に…いやいや、これは上質な和食と同じで、しっかり味わう力がないとその旨みが分からないマンガなのでしょう。もっとじっくり読み込んでみよう。2017/03/19