内容説明
此処は彷徨う 『死書』 を封じる死想図書館。私は司書の、リヴル・ブランシェと申します。お帰りなさいませ、黒間イツキ様。そろそろ 『筆記官』 としてのおつとめにも慣れてきた頃かと存じます。── イツキ様。本日はご報告がございます。この図書館を司るエレシュキガル様の容態が、今だ優れません。その煎薬である死書 『喫茶養生記』 を見つけ出し、封書することが快方の近道となります。潜伏先はすでに調査済み。所在は── 京都です。此度の案件、イツキ様の修学旅行と同時期なのは僥倖でした。はい。もちろん私が、案内役のバスガイドです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AuraUltimaster
3
独特のストーリー性が何とも言えない面白さ。キャラクターの個性が奇抜で文句なしです。1巻に続き、独特の設定で突き進むところや死書の説明など、分かりやすくイメージしやすいのがいいところ。2010/09/15
humbert_2
2
神様の体にいい食べ物飲み物を探して京都を散策する話。じゃないかも。4人パーティー(多分)の二人目を味方にする話。物語の奥行きがすこし見えたかな。今回は全体的に和テイスト。古事記から京都の神社仏閣まで。幼なじみとのうじうじした関係がめんどくさいのでどういう方向にしろ進めて欲しい。文体は大分読みやすくなり、リブルもますますかわいいしいい感じ。弱体化してなおあの強さの彼女をこれから制御出来るのかがこれからの要点になりそう。合宿だろうが友達と旅行だろうが本は持ってくよね?2012/03/12
タツヤ
2
ネクロノミコンがクトゥルフでリヴルをぐちゃぐちゃしちゃう薄い本まだー?2010/09/16
ブー
2
前巻にもまして面白かった。高校最大イベントの修学旅行&京都。また、所々でのリブルのボケは健在で嬉しい限り。新キャラ登場で、作品的にも幅が出てきた感じ。また伏線も・・・「製作者」に「演奏家」ですか・・・どのように作品に絡んでくるか楽しみです。しかし、カナ&セットゥコンビ強いですねぇ~しかし、イシュタル基本良い神?なのでしょうね・・・きっと!次巻も楽しみ!2010/09/13
森川浴衣
1
文も読みやすくなって一巻よりも面白さが伝わった。2016/04/19