三人悪のひとり、椎名は母方の実家の別邸で催される春のお茶会に参加。庭からの眺めに飽き足らず、こっそり宴を抜け出し伯父とロープウェイで桜の山へ入った。山間で美しい女に声をかける伯父。聞けば女は、桜の中に何かを探しに来たが、それが何かわからないという。見えないけれど、確実に「ある」ものとは。
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