内容説明
粛清者の捨て身の浸透攻撃により、リヒトル中将をはじめとする艦隊司令部を失った太陽系防衛艦隊は、スション少将を総司令官代行とし、必死で敵の波状攻撃を撃退する。だが、それをあざ笑うかのように、新たなる敵が転移してきた。その総数、なんと三万二千隻! しかもそれと同時に、千二百五十発もの恒星反応弾が、いっせいに太陽めがけて発射されたのだ! 果たして、太陽系を守りきることはできるのか……第1部、堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
16
粛清者の攻撃は激しさを増していく。数万隻の艦隊から放たれる恒星反応弾に、防衛艦隊の手は尽きた。アバターによる蘇生が可能であっても、死に対する重みが変わることはない。「奇跡とは願うものではなく、起こすものなのだ」(222ページ)最終巻だけど、ウイルとエミリーの成長も、見どころの一つ。至高者と粛清者の関係も明らかに。2017/01/14
ひさか
11
2016年11月ハヤカワ文庫JA刊。シリーズ12作目にして最終巻。納得が行く粛正者の説明とそれ故の取りうる戦略の方向が、興味深く、面白い。新シリーズを期待させてくれる。2017/11/06
dorimusi
9
太陽系防衛戦完結。とともに前哨編も完結。まぁ最後の粛清者の作戦がアレなので仕方ないけど、ちょっと戦闘シーンだらけだった物語の最後としてはちょっと盛り上がりに欠けるな。とりあえずラノベじゃないんだしウィルとエミリーの話しはいらんわ。まぁでも総じて楽しめた物語でした続きはどうするかな。まとめて読みたいし少し間開けるかなぁ。2024/04/28
浮草
9
負けとも勝ちともつかぬ、でも復興の道が残されているので勝ちなんだろう。そしてこれからは打って出る準備へ。2018/05/08
爺
8
ようやく読了。第一部完。粛清者との戦いがどう推移するのかが気になるが、下手するとスター・トレック化して本筋を忘れたまま何冊も続いてしまう予感。面白いっちゃ面白いのだが、「エリルセナント線」以外の人外異星人との交流を経て、粛清者軍勢の切り崩しに成功する、とかいう流れになると予想。たぶんアリサカ旗下のなんか「地球人だから」という理由で粛清者側異星人との交流に成功して~~とかっていうご都合主義展開になるのでは? 番外編は基本読まないので、第二部開始をお待ちしております。2017/05/14
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