内容説明
粛清者の侵攻は、従来のやりかたとはまったく違っていた。まず転移する艦数を8隻、16隻、32隻と倍数で増やしてくる。巡航艦や駆逐艦などの雷撃艦隊だけでなく、大量の機動戦闘艇をいっきに投入する。そして、艦体に鋭い棘のような突起物のある、戦列艦よりも巨大で凶悪なシルエットを持つ戦闘艦を出現させたのだ! “箱船”や脱出船による転移ゲートからの地球人類の避難が進むなか、果たして恵一たちは地球を守りきれるか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とろとろ
24
第10巻。地球軍の出番が少なくて面白くない。やっと出番が来たと思えばもう終章で、しかもいきなり「シュリシュク星系」⁇。もしかしたら、ここはケイローンの主惑星のはず。粛清者はもう地球より上位種族は攻撃しないはずではなかったか。それもいきなり恒星反応弾。意味わからん。その攻撃で地球に向かう援軍が5000隻だけになったっつうのが余計に意味わからん。ついでに10巻で終わらないのも……わからん。話が間延びして読むのが面倒になりそう。2016/04/01
dorimusi
11
起承転結で言うなら承で防衛戦だからジリジリと追い詰められていく感じの戦いになるのは予想通りなんですが、なかなかにしんどい状況ですね。結構間に入る避難やコロニーの活動も面白いんだけど、緊迫感のある防衛戦は途切れず読みたい気もする。数的優位も無くなる中、援軍も先遣隊の5000+予備艦に限られることがわかったところで次に続く。2024/04/27
ノリピー大尉
11
ケイローンの増援を待つことなく粛清者の大艦隊が太陽系外周部に襲来した。地球圏では人類の脱出計画が着々と進む。「未来は常に最善と最悪の間にある。そのときが来るまで、誰にもわかりはしないのだ」(17ページ) 「-前哨-」はこれで完結するが、物語はまだまだ続くとのこと。2016/04/29
爺
11
あとがきと併せて読むと、終わりが見えない感じだけど(笑)。とりあえず、ケイイチがあんまり出てこなかったなぁ、という印象。『パリは燃えているか』で覚醒したらしい作者には、やっぱり主役は誰なのかは意識しなきゃね、と言いたい。『復活の日』や『World War Z』だってそこははっきりしてたでしょ? ともあれ、楽しい10巻。これからどうなっていくのかが楽しみ。2016/04/04
ひさか
10
2016年3月ハヤカワ文庫JA刊。シリーズ10作め。一区切りのようなことが、あとがきにありましたが、普通に続くようです。太陽系防衛をかけての攻防が本格的に始まり、さて、どうなりますか。次が気になります。2016/08/24
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