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内容説明
1982年11月。全開で暴走族をやりきった加瀬高志。どこまで行けたのか。どこに行けなかったのか。現役最後の集会を走りぬけた先に、暴走族の原点と、未知なる人生が見えてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
5
社会に、もしくは大人に背を向けた少年達は、それが現実逃避であれ、背を向けた社会や大人をいち早く意識させられるという逆説を体感する。それは同時に彼らを、他の子供達よりも早く老いさせるのだ。バイクに夢を見、仲間を信じ、族に何かを期待した彼らは、しかしその何かに裏切られもする。あまりに早い彼らの青春の終わり。疾走の渦中で見えなかったものが、大人になってから見えることもあるのだろう。これは著者の青春を振り返る漫画ではない。著者の青春を本当の意味で完結させるための漫画なのだ。2012/12/25
がっちゃん
5
個人的に設けている良い作品の条件に、「エピローグ描写」があります。 長編であるほどエピローグ次第で作品の価値が大きく変動すると思ってまして…。 して、爆音列島。18巻単体ではなく、16~18巻を使いzerosからの卒業を描ききり、素晴らしいエピローグを見せてくれました。18巻では最後の地帯からの出撃シーン、タカシのケツ持ちとボンドのアイコンタクトが一番シビれました。 大好きな作品がまた一つピリオドを打ちました。作者には最大級の拍手を送りたいと思います。2012/12/21
とり
4
結構長期に続いていたこの漫画も最終巻。しかし「この先」が読みたい! 爆音列島〜漫画家編〜とかないですかね。ないか笑2012/12/27
オオトリちゃん
3
お前は走り出す、何かに追われるよう!自分の在り方を懸命に模索し足掻きもがいた一人の少年。 社会との軋轢や族の集団の中での環境、ギャップに苛立ち苦悩し続けた毎日。この長い旅路の果て、最後に辿り着いた答えとは?今まで一緒だった相棒とも別離の季節が来たようだ。やさしい風をその身にまとって、爆音の青春はそっと静かに終わりを告げた。着想的に人を選びそうだが、不良文化を無批判に礼賛する漫画ではない所が重要だ。少し視点を違う部分に向ければ、センシティブなその青春の軌跡はいつの時代も変わらない。ガラスの十代~そのものだ。2016/02/20
typo007
3
いい作品だったなぁ、、、美しいシーンがたくさんあった♪2013/10/25