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出版社内容情報
累計200万部突破!!(※紙+電子含む)
「全国学校図書館協議会選定図書」になった児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!!
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
子どもに障害者手帳を取らせるべきか。ASD傾向のある息子の将来を案じる母親。夫に相談するも、まともに取り合わず
「家のこと」は全て委ねる態度に日々募る苛立ち。夫婦の亀裂は次第に深まり、やがて母親は、以前から考えていた離婚の決意を固めていく。佐山は母親に、手帳取得への道標を示しつつ離婚が子どもに及ぼす影響と、親としての向き合い方を伝える。
第17巻は「出生前診断」「障害者手帳」「離婚と子ども」の3編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
45
【大人が思っている以上に、子どもは親の異変を敏感に感じ取ります】今巻は、前巻に続く「出生前診断」編。ここでは副テーマとして、“障がいを持つ兄弟姉妹の思い”が、主人公・佐山卓の兄・茂を通し描かれているように思えた。そして、当事者の卓は同じく当事者の志保に、<遺伝子解析の技術が進み、いずれ…そう遠くない未来には/その頃には、僕だって、排除される側の人間になっているかもしれません>と……。続いて「障害者手帳」編と、同じ登場人物による「離婚と子ども」編の3編を収録。繊細なテーマを選んでいることを高く評価したい。⇒2024/07/07
Die-Go
34
「出生前診断」は生まれてくる子どもがダウン症を持っているかの診断をするのだが、命の選別をすること事態への恐れ、お腹の中にいる子への愛情、様々な思惑が駆け巡る。「障がい者手帳」については、取ったところで、メリットしかない気がする。「離婚と子ども」は重い。子どもへの影響は計り知れない。★★★★☆2024/12/01
かなっち
6
毎巻考えさせられる内容ですが、17巻も「出生前診断」「障害者手帳」「離婚と子ども」という重いテーマを扱っていました。特に「出生前診断」は晩婚化と相まって、現実問題として自分だったらどうするのか…と考えてしまうのです。幸いにも自分の出産は若い頃に終わったので、不安になることなく病気に対しての知識もありませんでしたが。障害のある人への差別や選ばれる命…と問題は山積みですが、当事者の人たちが選んだ答えを周囲がフォローできる世の中であってほしいと思います。健常者であっても、育児は可愛いだけでは済まないのですから。2024/06/30
ぷにこ
5
どのテーマも難しい。対話を重ねることが大事。2024/05/30
言いたい放題
4
優生思想。2024/07/03