出版社内容情報
河童が馬を水中に引きこもうとする――日本各地にあるこの伝説の類話は,朝鮮半島からヨーロッパまで,ユーラシア大陸全域に見られる.この,馬と水神との関係の背後には,農耕社会における牛の役割が潜んでいる.一方で猿と水神の不思議な結びつきが…….時空を超えて人類文化史の復原に挑む,歴史民族学の古典.(解説 田中克彦)
内容説明
水辺の牧にあそぶ馬を河童が水中に引きずりこもうとして失敗するという伝説は、日本の各地に見られる。この類話が、朝鮮半島からヨーロッパの諸地域まで、ユーラシア大陸の全域に存在するという事実は何を意味するのだろうか。水の神と家畜をめぐる伝承から人類文化史の復元に挑んだ、歴史民族学の古典。
目次
第1章 馬と水神
第2章 牛と水神
第3章 猿と水神
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- 和書
- C/C++クラスの構築法



