幻冬舎時代小説文庫<br> 公事宿事件書留帳十一 無頼の絵師

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幻冬舎時代小説文庫
公事宿事件書留帳十一 無頼の絵師

  • 著者名:澤田ふじ子【著】
  • 価格 ¥596(本体¥542)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344408746

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内容説明

名立たる画人の贋絵を描いた廉で公事宿「鯉屋」へお預けの身となった扇絵師の定助。源十郎と菊太郎は、彼の普段の律儀な仕事ぶりから事件には裏があると踏む。やがて二人は定助から思いがけない話を聞かされる……。天稟に恵まれながら世に出ようとしない扇絵師の哀しい胸中に菊太郎が迫る表題作ほか全六編収録。人気時代小説シリーズ第十一集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

55
お信が団子屋を始めたがその値段でその数量で食べていけるのだろうか、とひどく下世話な計算をしてしまった。特に菊太郎のキャラが好きなわけではないが作者が女性なのにお信との仲がベタついていないところが気持ちいい。2020/08/18

kazu@十五夜読書会

4
ハードカバー読了済み(文庫もダブル登録で、共読本に反映させる)公事宿事件書留帳シリーズ11巻。① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ 雨女 ⑭ 世間の辻 ⑮ 女衒の供養 ⑯ 千本雨傘 ⑰ 遠い椿 ⑱ 奇妙な賽銭 ⑲ 血は欲の色2012/11/09

3
安定のシリーズもの。まるでミニドラマを見ているように決まった時間(頁)内で完結していくのは、読みやすいと同時にあっけない。もう少し前日談や結末までを読みたいのに…と思うこともしばしば。とはいえ人情に厚い人々の話は読み飽きることがないです。この巻では『買うて候えども』の前半が、いつもより不穏な空気をかもし出していて、少し嫌な展開を予想してしまったのだけども、ラストは実に真面目な落ちがついていてほっとしました。2011/11/24

くぅ~ねる

1
澤田さんの作品は展開が早い。余計な描写を入れる事なくサクサクと話が進むので「え、もうそうなっちゃうのか!?」と思う事もしばしば。今作でそれを感じたのは、主人公である公事宿『鯉屋』の居候・田村菊太郎と恋仲にある、料亭『重阿弥』の仲居・お信が、団子屋のお店様になっていたから。確かに前作で何となくそんな話も出てたけど、まさかこんなにすぐに実現してしまうとは! 今回の事に限らず、事件解決・事の顛末に関してはもう少し詳細を書いてくれると面白味も更に増すと思うのだが。2014/01/19

ベルるるる

1
「地位にもお金にも執着しない俺ってすごいだろ?おまけに博学で腕っぷしもすごいし!」みたいな内心が見え隠れする菊太郎に、時としてうんざりしながら読んでいる。表題にもなっている「無頼の絵師」に出てくる絵師がまた、同じような男で、読んでてダブルでうんざりしてしまった。他の話はまあまあかな。2014/09/28

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