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内容説明
「特オタ(特撮オタク)」OLの仲村さん、
特撮邦画を観て大満足でいると、
「海外モノに比べてリアルじゃない」という声が…!
日本の特撮はチープで
価値のないものなのか?
勝ち目はないのか――
友人の結婚式衣装代の捻出から
ギクシャクした人間関係の修復まで
特撮の知恵をヒントに
今回も咲かせます
『仲村人生記』――
漫画ランキング続々インの話題作!
隠れ「特撮オタク」OLコメディー第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
37
特撮ファンにも色々あるんだなって。例えば、料理が好きな人にも節約が好きな人と美味しいものを食べるために作る人と栄養バランスをとるために自炊する人がいるわけじゃないですか。そういうよそから見ると一緒に見える『オタク』の世界を、多様な形で描いているのが良かったです。子供向けじゃない特撮映画があったり、ジオラマが好きな人がいたり。リアルなのと説得力があるのは違うという話も、首肯ができる人も多いはず。吉田さんとダミアンの話は……ほっこりしたけど、性別が逆だったら見た目がヤバいので、吉田さんが美女で良かったなあと。2016/02/10
ビブリッサ
32
ピンク=女の子、ブルー=男の子。ぬいぐるみ=女の子、ロボット=男の子。押し付けの「らしさ」に猛反発した叶ちゃんの幼少期。時間が流れ、人に合わせることを覚えて長いものに巻かれて「らしさ」を身に着けた少女時代。生きにくかったね叶ちゃん。ピンクが嫌いなワケじゃない、それに付随する「女の子らしさ」に違和感があったんだ。「自分らしさ」が大事なんだよね。いつでも金欠だけどね(笑)2019/05/10
トラシショウ。
32
通勤電車の態度の悪いサラリーマン、女子の服はピンクが似合うと言う偏見、果ては戦隊ロボの場所取りモンスターこと外箱に至るまで、日々の鬱屈や理不尽への怒りを特撮、ひいては大小様々な物語のなかに落とし込む事で乗り切る仲村さんの日常は続く。任侠さんの驚愕の年齢発覚にはお茶の間も揺れたな(笑)。相変わらず子供向け番組を、広義な意味での教育番組として捉え直す作者の視点の確かさ、その選択眼が光る。全肯定は出来ないけれど、普通に生きる事すら案外困難な現代、こうした心持ち一つで乗り切れるのは素晴らしい(以下コメ欄に余談)。2016/01/02
ペルー
31
中村さん、本当にいい人だなぁ。住みにくかろう。2019/09/08
活字の旅遊人
29
目が覚めたので再読。ここまで読んで思ったが、作中劇の特撮「ジュウショウワン」の話を仲村さんが見事に解釈するんだよなあ。そこから学ぶとでも言おうか。その話は、実際の特撮番組と比べ相当大人向けな印象ではある。カネの捻出方法とか、微笑ましくも涙ぐましい日常の努力がまたよい。2021/09/23