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内容説明
仲村さんは26才のOLさん。
職場では女子力が高いと見られているけど、
実は女死力滾る「特オタ(特撮オタク)」!
オタバレが怖くて、一人ぼっちでコソコソしながら生きてるよ。
人目につかないフィールドのカプセルトイを求めて街をさすらったり、
一人カラオケで“特ソン(特撮ソング)”歌いまくったり…
ヒーローの言葉を胸に、今日も進むよ「特オタ」道!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
140
映像化されており気になっていた作品。隠れ特撮オタクの仲村さんの日常。読了して思うのは、好きなものを好きと言えるのは良い。同好の士がいると更に良い。電車で知り合った吉田さん。駄菓子屋さんの任侠店員。貴重な仲間。そんな私は特撮は見ないが新世紀エヴァンゲリオンが大好きである。新劇場版のヱヴァンゲリヲンも好きだし、角川の貞本エヴァも好きである。幸いにエヴァは好きな人が多い。幅広い世代に支持されていて話しやすい。しかしアスカとミサトさんが好きということは職場で話せていない。そんな微妙な心理を共有出来るナイスな作品。2019/03/03
ビブリッサ
109
ずっと好きなもの、止められないほど心惹かれるもの、所謂「萌え」に出会えた人は幸せだ。見つけたのが子供のころでも思春期でも老人になっても。主人公の仲村さんは、特撮作品が大好きな26歳。同僚に隠し母にも隠し、後ろめたさを抱えつつも、「私の金ェ、何に使おうが自由やろがい!」とキャラクター商品のガチャを回す。その葛藤の振れ幅が、面白くて堪らない。許されない(と思い込んでいる)からこそ、萌えは熱く滾る。そう、誰にだって「萌え」は必要だと、この作品は教えてくれる。2019/05/10
sin
54
いやいやそこまで卑下しなくてもええやん…。と、思うのは還暦を迎えたこの歳まで日曜朝のヒーロータイムを楽しみにしている自分だからだろうか(笑)しかし社会に潜む特撮の隠れキリシタンのような主人公の奮闘が可笑し楽しい作品に笑いの後にほっこり癒されました。オタクライフをお宅暗いふにせずに頑張って欲しいな。2017/04/09
流言
53
特撮に全く知識がなく、新鮮な興味を持って読みはじめることができた。スタイリッシュなOLであり、現実と折り合いをつけながら欲望を満たしている様子が滑稽でもあり、同時に特撮でなくても人に言えない趣味を抱える読者の共感を誘う。特撮ヒーローに背中を押される形で老人に席を譲ったり、少女の好みを肯定したりとちょっとした勇気で当事者にとってはまぎれもないヒーローになる仲村さんがカッコイイ。でも、ここまでちゃんと現実もこなしている仲村さんはちゃんとしてるよなーと現実を打ち捨てて趣味に生きる『海月姫』を思い出してしまった。2015/12/21
瀧ながれ
45
大人だって幾つだって、全身全霊傾けて好きなモノがあるのはいいことです。仲村さん、きっとお肌つやつやしてると思う、婚期は遅れるかもしれないけど(苦笑)。「大人になった時大事なことは、全部小さなうちに(特撮から)習うでしょ。」は正しいなあ。…残念ながらわたしは、特撮はいっこも通らないできたんだけど。2015/01/16