徳間文庫<br> 夢草紙人情おかんヶ茶屋 夏花

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徳間文庫
夢草紙人情おかんヶ茶屋 夏花

  • 著者名:今井絵美子【著】
  • 価格 ¥680(本体¥619)
  • 徳間書店(2015/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198937362

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内容説明

貧しくても懸命に生きる人々が支え合う姿を、温かな惣菜の風味とともに描く時代小説。お蝠(ふく)が営む「おかんヶ茶屋」の惣菜は天下一品! 店に集うのは、ひぐらし店に住まう面々。つらくて悲しいことも、仲間たちの支えと一皿の惣菜があれば乗り越えられる。心とお腹があたたまる、お料理人情物語。これまで謎だった、お蝠の来歴の一片が明かされる。「風の香」「夏花」「巴旦杏」「ふた星」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーくん

6
伊豆に湯治に出かけて二月、おたね婆さんが戻ってこない。おたねはひぐらし店で独り暮らしの身。元は辰巳芸者で、材木商の後添えとなったが、前妻の子が主となってからはひぐらし店に追いやられていた。湯治はその義理の息子がお膳立てしたもの。長逗留しても不思議はないが、おたねを家族同然に思う近所の者が大番頭に尋ねると、思いも寄らぬ答えが。おたねを慕う者が急ぎ集まった。 2020/02/14

ふみえ

3
どんな親でも親は親とは言え、余りに簡単過ぎないか?人情だから良しとするかな。お菜はいつも通り美味しそうで、家にも作ってくれる人が欲しいです。2013/09/19

シトラス

2
本当は続けて読みたいけれど、途中が飛んじゃった。 でも、新しい登場人物がでてきてもなんとなくわかる感じ。 あまりみんなと交わりのなかったおたね婆さんが湯治に出てから何ヶ月も帰ってこないとなり、ひぐらし店よみんなが心配してくれる。 隣近所の付き合いは面倒なことが多いけれど、不便な時代だった時には煩わしくもありがたいことだっただろうな。2019/06/29

Suzu

2
ひぐらし店には別れと出会いがある。子供たちの成長がある。どんな時も皆んなで助け合って懸命に生きてる。読むたび私もひぐらし店の住民になりたいなぁと思ってしまう。そしてお蝠さんがおかんヶ茶屋を始めるまでの辛い過去が明らかになる。この辛い経験が、みんなを包み込むような優しさの元なんだなと感じた。そして次巻に進む。2017/02/28

カンナミ🐱🐷

2
やっとおかんの過去が語られた。ひぐらし店も人の入れ替わりがあったりして、もしやこの巻でおしまいか?と思ったら、最後にはまた新たな住人がきて…。まだまだ続きそうで楽しみ。それにしても女性だらけのおかんヶ茶屋は確かに入りづらいわ~。2014/05/22

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