内容説明
四十路半ばとは思えぬ嫋やかな美しさを備える女将・お蝠が営む『おかんヶ茶屋』に出てくる惣菜は、ごく普通の家庭料理だが、豊潤で心を和ませるあたたかい味だ。人は癒やしを求めこの茶屋に集まってくる。そんな中、欽哉が人足寄場から戻ってくることに。みんなに温かく迎えられ、歓迎会ではお蝠の惣菜を口にし、うめぇ、うめぇと涙をこぼす。欽哉は火消し人として精を上げることを決めるも、食事もせずに引きこもってしまった。欽哉の想いとは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
106
夢草紙人情おかんヶ茶屋1巻。ひぐらし店に暮らす人々の様々事件もおかんヶ茶屋女将お蝠の美味しい料理とさりげない優しさに癒やされますね。次巻はお蝠さんの過去に触れるのかな。 2017/09/09
那由多
19
どうやらひぐらし店シリーズというのがあって、その番外編か続編から読んでしまったらしい。よしず茶屋の女将お蝠が作る、手間暇かけた素朴な料理の数々が美味しそう。連作短編で、結末をスッキリさせずに終わる物もあるが、そこはおいおい巻が進むにつれあちらこちらで、あの後実は…みたいな形で明かされたりするのだろうか。それとも跡を残す終わり方がスタイルなんだろうか。2021/11/29
たーくん
10
四十路半ばとは思えぬ嫋やかな美しさを備える女将・お蝠が営む『おかんヶ茶屋』に出てくる惣菜は、ごく普通の家庭料理だが、豊潤で心を和ませるあたたかい味だ。人は癒やしを求めこの茶屋に集まってくる。そんな中、欽哉が人足寄場から戻ってくることに。みんなに温かく迎えられ、歓迎会ではお蝠の惣菜を口にし、うめぇ、うめぇと涙をこぼす。欽哉は火消し人として精を上げることを決めるも、食事もせずに引きこもってしまった。欽哉の想いとは? 2020/02/05
喪中の雨巫女。
10
《母‐図書館》おかん茶屋のおふくさんの心意気に惹かれる。登場する料理美味しそう。続きが気になる。関連の話もあるみたい、探してみよう2012/11/26
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
6
時代物+料理にひかれて手に取るが、威勢の良い江戸言葉が飛び交いすぎて少々目が回る。登場人物の説明がなおざりな気がしたが、前段階のシリーズがあるらしく先にそっちを読んでおくべきだった模様。で、ここに登録に来て続編もあるみたいなので、ちょっと追いかけてみよう思う。ミステリ脳すぎて、それぞれの話の結末がはっきりしないことにちょいとモヤるのだが(苦笑)、これはあくまで人情譚、食べ物の描写は素晴らしいので○。2016/08/12
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