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内容説明
国際パズル連盟から謎の招待状を手に、ネロ=レイが国際パズル連盟世界大会に出場するため、香港へ旅立った。そこでレイを待ち構えていたのは、レイの過去を知る人物だった! 優秀なプログラマーとして活躍していたころの悲しい秘められた恋を思い出すレイ。そんなレイに、とんでもない依頼が舞い込む! レイはその抜群の推理力と頭脳で、ピンチを乗り切り、悲しい過去の思い出とも決別することができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
35
パス探10冊目。だんだんと、シリーズの話が日常から離れていくのが、気になります。もはや小学生の活躍できる話ではないですね。だからこそレイさんの物語になっているのでしょう。それにしても「伯爵」とは。夢水シリーズと同じ、なわけないけど。今回はアクション映画そのものです。国際的陰謀のニオイを感じるけど、果たして5人の子どもたちは大丈夫なのか?2015/09/22
ユメ
33
ネロが香港へ。ヒスイ色の中国服もよく似合うネロには、まさに「麗人」という称賛が相応しい。旅立つ前に電子探偵団へ暗号を残していく彼女も、それをばっちり解読してみせる団員たちも、さすがのひと言だ。アクションあり、捕物あり、電子王朝という前代未聞の計画あり、ネロの秘められた切ない過去も明らかになり、そして懐かしいあの人の再登場もあり、読み応え抜群の香港編。マコトたち同様、私もますますネロが憧れの存在となった。マコトとみずきの関係をやきもきしながら見守るのも、このシリーズのお楽しみのひとつかな。2018/03/13
北風
25
回を追うごとに話のスケールが大きくなっていってる感がありますが、小学生を危険に巻き込むのは少年探偵団から脈々と続くDNAなんでしょうかね? 作者もかなりノってきてます。2015/05/03
あいぎす
5
懐かしい、ネロの昔の恋人。悲しい過去。子供の頃わくわくして、時に怖く感じた懐かしい文章。今は違う視点で楽しめる。懐かしい人との再会もあり今ならベタな展開でも当時は驚いた。昔こうだったなと思えて楽しめる。2018/09/05
藤原湾
5
パズルがたくさん含まれていて、解く面白さも味わえるし、龍の子渡しというパズルがバリエーション豊かで秀逸。レイの過去が少し明らかになって、大人っぽい話です。最後も少し後味悪いというか、物悲しいというか。探偵団の諸君の出番が少なめなのは残念なところ。次に続く話のようなので、期待したい。2011/04/10