一迅社文庫<br> 剣刻の銀乙女: 1

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一迅社文庫
剣刻の銀乙女: 1

  • ISBN:9784758043670

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内容説明

魔王を封じた聖剣は、役目を終えたのちに12の刻印へ姿を変え、魔王復活のとき再び現れると予言し姿を消した。それから幾星霜。王国の騎士たちの身体に刻印が突如として現れ、同時に刻印所有者を殺害した者にも聖剣の刻印が宿ることが明らかになり、刻印の持つ魔力を手にしようとの欲に憑かれた悪漢たちによる 勇者狩りが始まる。騎士学校の門番をしていた少年ヒースは傷つき息絶えた騎士から刻印を託され、同様に不意のアクシデントで刻印引き継いだ不思議な少女エステルと出逢い、共に逃避行を続けることになるのだが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
魔物である罪禍から人々を守る剣刻すら、その力を得ようとする者に襲われかねない不穏な世界で、優秀な妹を学校に通わせようとする門番仕事大好きな少年ヒースと、道化師の少女エステルが出会うお話。二人とも期せずして剣刻を得たものの、道化師として戦わずに周囲を笑顔にしようとするエステルや、学生騎士ルチルらヒロインにインパクトがありますね。全体としては殺伐とした世界観ですが、エステルがいい感じに引っ掻き回していて、ヒースは彼女に振り回される役回り。方向性を間違わなければ、面白くなりそうなポテンシャルはあると思いました。2014/05/15

tonkatudon

7
少しギャルの要素が足らないので、つい絵買いしたのですが、特殊能力を求めたバトルロイヤルという、殺伐とした内容のなか、世界を笑わせてやると息巻く、魔王様がいい味を出していました。2013/06/16

T.Y.

5
道化師のヒロイン・エステルはなかなか独特のキャラ。第2ヒロイン(?)ルチルともどもいい味を出している。伝説にある英雄の力たる「剣刻」がその奪い合いで内乱まで引き起こしている中、「罪禍」と呼ばれる魔物が必ずしも敵とは限らず、終盤では別の敵が出現、とかなり逆説的な状況を含む設定だが、その辺の掘り下げは先送りのまま1巻普通のファンタジーっぽくまとめているように見えるのが、やや気になるところか。2012/12/26

Ency [L-N]

5
かつて世界を滅亡寸前にまで追い込んだ魔神とそれに対抗しうる聖剣の力を宿すという十二の《剣刻》を巡るバトルファンタジーでした。ヒロインのエステルさんは・・なのに、キサクで突飛だけど前向きで明るくて可愛かった。主人公が翻弄されてる様も面白かったし。もう一人のヒロイン・ルチルさんも物分りのいい人で、うっとうしくなくて良かった。この作者さんは作中の状況設定を捻るのスキね。前作「XIII番~」も某F文庫の「黒の夜刀神」もそして今作も、虚実入り混じる設定とかキャラの行動でも色々翻弄してきて、一筋縄でない感じだよね。2012/10/30

konkon

3
剣と魔法の王道ファンタジ(?)。ヒロインはnearly魔王でその力を使うと反動で恥ずかしいことが起こる。魔物の様なものはいっぱい出てきますが、明るく書かれた話で楽しめました。2015/02/19

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