内容説明
魔力の大半を失い、どこかいつもと違うエステルのことを気遣うヒースたち。国境沿いに巨大な刻魔が現れたとの急報を受け、ルチルたち小隊はその討伐へ向かうのだが、その途上で隣国プレギエーラの使者が従刻魔たちに襲われていたのを助ける。まだ15歳の使者の名はシルヴィア。ヒースと師を同じくする妹弟子だというシルヴィアはエストレリャの王都へと向かっている途中だったという。はぐれた仲間を探したいしと助力を申し出るシルヴィアを加えた一行だが、想像を超えた力を持つ刻魔に予想外の苦戦をしいられる。そんなさなか、シルヴィアの前にヒースたちの宿敵クラウンが現れ、彼女の心をかき乱す事実を告げる。ヒースたちは刻魔を討伐することができるのか、そして力を失い傷ついたエステルは――。シリーズ待望の第三弾登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
魔力の大半が失われたまま、どこか元気のないエステル。そして国境沿いでヒースが救った、自身と師を同じくする妹弟子シルヴィアのお話。なぜそこまでこだわるのか謎なヒースの門番推し(苦笑)仲間の反逆やクラウンの狡猾さに翻弄されながらも、母親代わりのテルヌーラを救おうとするシルヴィアを助けたヒースは、一方で相変わらず周囲には安定の鈍さ全開でした。剣刻や刻魔、封印のことなども徐々に明らかになりましたが、いろいろな意味で役割的に小隊を補完しそうなシルヴィアも新たに加わり、物語として今後どんな流れになっていくかですね。2014/05/16
まりも
9
今回も新ヒロイン登場の第三巻。 特別な力を持っているせいで内乱状態なのに相変わらずの門番気質のヒース、道化師のエステルがいるから悲観せずに済むんだよなぁ。 ラブコメも各キャラそれぞれ個性があるから面白いし、ヒースも安定の鈍感さを見せてくれるしでいい。 戦闘パートもそれぞれの剣刻を活かしてるから面白い。 クラウンも本当に悪役として役割を果たしてるしいいな。 次巻は最後の円卓の騎士が出てくるのか、今回出てきた剣刻、刻魔に纏わる話とどう関係してくるのか楽しみ。2013/05/21
ドル箱
8
日常回が陰を潜め、バトル回をメインとした今回のお話つくりでした。設定の風呂敷もまた大きくなり、段々グローバルに成って参りましたがプロット的には安定してますかな。しかし、もう少しキャラの下地を練りこんで欲しかったが私の要望ですが、今後、それを書くのがどうなるかは期待出来るとは微妙です。私が担当編集ならもう少し主要キャラの掘り下げを書かせて次の伏線を書かせますがそうじゃないので致し方無い。相手の道化師の心理描写を書ければもっと良いラノべになるのじゃまいか?一応まだ追いかけるが次巻がどうなるか見てみましょう。2013/06/06
T.Y.
8
剣刻から刻魔が生まれる条件とか、過去に説明されていただろうかと疑問に思ってしまったが……内容は相変わらず面白い。味方に刺されることをまず心配しなければならない内乱状態の国という厳しい状況にあって、道化師として人を笑わせることを信条とするヒロインのお陰で明るさが消えないという設定が良く、戦闘も熱い。この巻では新ヒロインとして異国の皇女も加わりハーレムの順調に形成中、剣刻も徐々に主人公たちのところに集まってきた。2013/05/20
m.Led.Eye
6
ルチルを差し置いて先に表紙をゲットしたシルヴィーがメインヒロインの巻でした。登場時のツンから最後のデレまで、そしてアレを使いこなせるようになった姿はまさに教科書通り。おかげで前巻でハーレm…じゃなく仲間入りしたエレナの影が薄い事薄い事。3巻目ともなるとヒースも戦闘面ではすっかり頼れる男になりましたな。まあ元々実力は持っていたんだから当然といえば当然なんだけね。次巻は王城に向かうっぽいけど、あとがきで既に裏切りと謀略がある事がバラされてるがどうなる事か。今度こそルチルが表紙を貰えるか楽しみだ。2013/06/07
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