内容説明
ヒースたちのもとへと帰還したエステルは、歴代魔王の記憶を継承していた。エストレリャとプレギエーラの建国にまつわる悲劇、そして皇禍、罪禍の誕生の謎。ヒースたちにエステルが語る世界の秘密とは。苛烈を究めた剣刻争奪ファンタジー、謎が明らかとなるシリーズ第六弾がついに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
エステルによって語られる1000年前のお話。若干駆け足気味でしたが、単独の物語として読んでも面白かったです。人間関係的に過去にも似たような構図があったというか、歴史は繰り返すというか。切ない結末になっていましたが、今の時代はマーリンが語った願いがきちんと実現されているんですね。次巻で最終巻とのことですが、ここまでの流れを踏まえて、どう終わらせていくか。知らない間に剣刻戦争終結後の身の振り方が決められつつあるのに、「人類代表の門番」という言葉で納得しかける主人公に、明るい未来は待ってるんでしょうか(苦笑) 2014/05/17
まりも
12
1冊丸ごと過去回。力とは何なのかを知りたくて旅をするサクヤと普通の兵士トーマスの出会いから始まるわけですがキャラクターの出会い方やポジションはどことなく似てるのはお約束ですね。英雄たちが夢見た1000年後の平和な世界や「円卓の騎士」の完成など非常に読み応えのある内容でした。マーリンの願いがかない1000年後は普通に占刻使いの学園はあるんだなぁ。トーマスとマーリンの最期もぐっときました。次巻は最終巻という事ですがヒースのハーレムがどうなるのかも含めて結末が気になりますね。2014/02/23
しぇん
9
完結まで後1冊という事で丸々1巻、事件の元凶となった過去編で送られたこの一冊。うん。無茶苦茶面白かったです。一人の乙女が夢見た1,000年後の世界や、魔術<円卓の騎士>誕生。騎士達の思いや魔神との熱く哀しい決戦など見応え満載でした。始まった直後は過去編かーと思ってましたが最後は夢中で読んでました。ひょっとしてタイトルの銀乙女てエステルじゃないでマーリンなのかな?あと、何となくですがトーマスの妹が主人公の先祖な気がしました。2014/02/23
T.Y.
8
今回はエステルの語る1000年前の物語。力とは何かを知るために旅に出た竜の一族の少女サクヤ(後の初代魔王)と兵士トーマス、プレギエーラ教の聖女イリアと聖剣の騎士12たち。過去のメンバーが今とそっくりなのはお約束だが、ルチルと大分性格の違うマーリンは浅紫の瞳ゆえに「呪い子」として迫害されており色々と裏が……彼女こそ今回の立役者。神と魔神の真相、罪禍が魔神の眷属とされる訳、今のエストレリャが神なき国となり学園が繁栄していることの意味、全てが明かされて、次でいよいよ最終決戦か。2014/02/21
ドル箱
6
感想。輪廻継承ベッタベタであざとい。まるで砂糖菓子を食べてる気分に陥りました。剣刻のネタも考察出来ていましたが、予想を超える事が出来なかった設定作りに残念な気分。根底の「潤滑油」を書きたいのは解るが、工夫が足りなさ過ぎ。次回最終巻なので、そこで総評をしたいと思います。恐らく十中八九褒めないでしょう。手島はかなり好みの作家だが内容が悪かったら好きでも嫌いでも平等に酷評します。2つの剣ファンタジー新作1本外れ。もう1本も剣ファンタジーですが、しばらく封印(てか読みたいレベルじゃない)つまらん物書きになるなよ!2014/07/13
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